見出し画像

趣味プロダクトづくりの現場

エンジニアは趣味で自分のプロダクトを作ることが昔から推奨されている。いちからフルスクラッチでサービスを作るのは開発以外の目線が身につくし、普段使ったことがない技術の素振りに丁度よい 。何より、自分が欲しいものを作るのは楽しいのである。

※ちなみに、業界ではよく知られているのだけど、就活や転職活動では趣味プロダクトをやっていることは良いアピールで抜群にウケる。それでも、実際に作っている人は少ない。

では実際のところ、趣味プロダクト開発はどのように進むのか。僕のケースについて紹介してみたい。

StartMapの場合

東京のスタートアップを一覧できるStartMapというサイトを作った
http://startmap.info/

2015年の大晦日前、みんな帰省して暇だしなんかつくるかという話になり、友人の @tejitakさんと@tyshgcさんとで三茶のデニーズでブレストをした。「これだ!」というアイデアが出ず煮詰まった雰囲気になったが次点の策のアイデアで「GoogleMapに東京のスタートアップを並べて一覧できるようにする」をやってみることになった。この段階では、面白いものになるかは全然分からない。

サーバーサイド(僕)、フロントエンド(tejitakさん)、デザイン(tyshgc)で分業し、tejitak さんの家で黙々とEDMを流しながら作業した。2日目、ある程度まで出来たのでスタートアップのデータを流し込んでみて、渋谷を見てみた所、驚愕の絵が出てきた。

多すぎワロタである。渋谷にはベンチャー企業がひしめいていることは当然知っていたが、可視化してみると圧巻である。六本木や恵比寿も似たような感じであった。

あまりに多すぎてブラウザの処理能力が追いつかず、スクロールするのも重かったのだが、絵的に面白いのでこのままで行くことにした。

また、イケてるスタートアップにはStarを付けれるようにして、その数のランキングを出すと面白いのでは?という話になった。Twitterとログイン連携させようか悩んだが、ユーザはそんな面倒くさいことしないので、Starボタンを押すだけというざっくり仕様でいくことにした。つまり、連打でいくらでもStarを量産できるのだけど、まあそこは気にしないことにした。

↑押すだけで増えます

その結果、いくつかの会社にとんでもない数のStarがついた。中の人が延々とポチポチやってるのか、botにやらせてるのか分からないのだけど、これまた絵的には面白いことになった。

↑freeeさんのStar数が圧巻!

大晦日にリリースしたところプチバズる事に成功し、900くらいFacebookのLikeと100以上のはてブがついた。「小一時間眺めてしまった」「多すぎw ブラクラかw」「自分の会社も追加してください!」「ベンチャー界隈馴れ合いキモす」など色んなコメントをSNSで眺めるのが楽しかった。我々三人はおおいに満足し、年越しそばをすすって2015年を締めたのだった。

ぜひ皆さんも http://startmap.info/ で馴染みのエリアのスタートアップをチェキってみてはいかがでしょうか。

次回は

今月から作り始めたプロダクトの制作過程を紹介してみることにします〜

こんぴゅです! 外苑前から皆様に役立つテックな話題をお届けしております。もし100円でもサポいただければ励みになります。記事もグレードアップします。何卒よろしくお願いいたします