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たまにはアートな空間へ。芸術の意味を考える。

こんにちは。毎日投稿64日目です。

昨日は画家として奮闘中の妹が個展を開くということで、仕事帰りに代官山に寄ってきました。昨日は個展の初日で、美術館の学芸員さんとトークイベントがあり、妹の勇姿をいそいそと見に行ってきたのでした。

. LOKO GALLERYでの個展「息吹」は、 1/26(金)からになります🎊 @lokogallery...

Posted by 今 実佐子 on Wednesday, January 24, 2024


個展の様子

妹は、芸術を学ぶ大学生だったころは、よく製作活動・展示活動をしていましたが、結局は会社員になってここ数年、社会の荒波に揉まれていました。が、2年前、30歳を目前に会社を辞めて、また作家として芸術活動に本腰を入れることにしたようです。

7年前に個展を開いていたころには、
「可愛い妹です、応援してます」
みたいなことをfacebookに書いた記憶があります。

当時は私も妹もまだ20代。
”可愛い”という形容詞がはまるお年頃でした。笑

今もまだ可愛いとは思っていますが、どちらかというと、人生のフェーズを変えて、改めて芸術に向き合おうという妹の挑戦が羨ましく、そして誇らしく思います。

YOASOBIの群青の歌詞がぴったりな感じです。

私自身7年前にはわかっていなかった芸術のありがたみも、コロナ禍の不安な世の中を経て、いまは少しわかるようになってきた気がします。

稚拙な言葉ですが、わたしからすると、彼女の作品は、人の体温を感じます。


というのは、個展の宣伝をするときにfacebookに書いた文章の焼き回しですが。。。笑

昨日は、初めてのロコギャラリーさんで、私もめったに行かない代官山へ。
いってみて、まず「こんな空間があるのか」と驚きました。
カフェ・バーの空間とギャラリーの空間が半々くらい。

その全部の空間を使って展示させてもらっていました。

なので、カフェでおしゃべりをするにも、アートのなかに身をおいている感じ。
しかもちゃんと自然光が差し込み、緑の見える空間で、抜群にオシャレなのでした。

写真の撮り方がアレですみません・・・

妹の作品は、ザ・現代アートというかんじで、なかなか理解が難しい類のものなのです。姉ながらに申し訳ない・・・
(例えば風景画や人物がみたいなものだったら、もっとわかるのに、彼女の作品は、模様のようなものなので。)
こうやって、ギャラリーでなく、アートを置くことメインでない場(=カフェやバーのスペース)に作品が置かれていて、アートが空間にどんな影響を与えるのか、その力がはじめてわかった気がしたのでした。

アートを解ることって難しいですが、それ1つだけを眺めててもわからないもんなんだな、とも思いました。

今回は時系列で10年間くらいの作品が並べられており、トークショーで学芸員さんらと作風の背景を解説してくれていました。

「この作品は、学生最後の年に描いたもので、そのあと画家を目指すかどうかがかかっていた。どうしても賞がとりたかった。今見るとその気持ちが出てる」

なるほどー。そう聞くと確かにギラギラした感じが出てる。

ちきりんさんがよく美術館めぐりをされていて発信されているのを聞くと、
その当時の社会性を反映していて、それを読み取れることに面白さを感じる、というようなことをおっしゃっている気がします。

まだまだ妹の作品に社会性や時代背景みたいなものは読み取れないけど、いつか後世に、もし彼女の作品が評価される日が来たら「今の時代の女性の気持ちを象徴している」みたいな風に言われるんだろうな、と妄想したりしたのでした。

あとは下世話な話ですが、こーゆーの会場代ってある程度、作家が出しているんだろうと思うんですが、どれくらいかかってるんだろう。何点か作品が売れて、やっとモトが取れる、ってゆー世界なんだろうか。
とか、あまりに縁遠い世界で、気になってしまったのでした。

代官山(渋谷駅からも歩けます)のロコギャラリーさんで以下の通り開催しています。
もしお近くに行くことがあればお立ち寄りください〜。

LOKO GALLERY (東京都渋谷区鶯谷町12-6)
会期:2024年1月26日(金)-2月24日(土) 11:00-18:00

ちなみに、私が妹をスゴイと思ったのは武田美術さんの展覧会で、草間彌生さんの作品と並んでいたのを見た時です・・・


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