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今年のベスト本3冊

おはようございます。毎日更新33日目です。
3歳児がインフルエンザで、今日はあえなく休暇です。休暇しつつ仕事しつつな1日。熱下がって元気な子を自宅保育ってのが一番きついw
まぁ会議とかないから、なんとかなるでしょう。

noteの企画で今年のベスト本を紹介します。
今年は読んだの50冊くらいかな?
今年もまた本から新しい世界に出会えて、自分の世界観を作ってくれているのは本でした。

今年は世界の潮流に目が向いてきていて、海外の本の和訳本を読むように意識していました。

さてさて今年のベスト本3冊です。骨太な内容で、私に影響を与えてくれた本です。

「7つの習慣」 スティーブン・R・コヴィー

言わずと知れた自己啓発のベストセラー。

去年、職場の10年目面談で、人事担当の先輩から読めと勧められました。
「仕事でモヤっとすることがあると一晩中引きずっちゃう」とか「家では子どもや夫に声を荒げてばかり」とか、そんなみたいな話をした流れでだったと思います。

私が生まれる前に書かれた名著ですが、恥ずかしながら、この歳で初めて出会いました。
自己啓発の総本山みたいな本で、消化しようとしながら読むと結構重くて、読むのに10日以上かかりました。

でも今のうちに読めておいてよかったです。感情に振り回されない暮らしのヒントがたくさん。

この本を4月に読んでから、運動と読書がちゃんと毎週続きました。
自分との約束を守ったぜ!
その他「重要なこと」✖️「緊急なこと」のマトリックスを常に意識するようになったり、「人は変われないから、自分が変わるしかない」と思えるようになったり、考え方の芯を強化してくれるような本でした。

「資本主義の次に来る世界 LESS IS MORE」 ジェイソン・ヒッケル

いやー、これは世界観変わったわー。ほんと世界の見え方が変わりました。今年のベストはこれだな。

一昨年、斎藤幸平さんの「人新世の資本論」を読んだときに、じゃあこの先どうすればいいんだ、という解決策が見えなくて暗い気持ちになりました。(それでも読んで良かったんだけど。)

前半は似た感じで事実を突きつけられて、暗い気持ちになりましたが、後半は具体的な処方箋が書かれていて、気持ちが明るくなりました。

特に、「現在の民主主義は民主的でない」というあたりや自然の回復力の話。

世界の見え方が変わりました。

自分がやってる投資信託から、渡良瀬遊水地でコウノトリが生まれることの意味。
日々のニュース。
SNSや広告のロジック。
仕事で言えば、行政が提供する公共インフラについても。

投資信託の利率3%は自然や地球の裏側の労働力からの搾取なのか。と思うと、先進国で生きてて、ごめんなさいという気持ちしかでてこない。

でも、今の暮らしをやめられる訳じゃない。
社会がこの資本主義の回り方から抜けることなんて無理だろうと思っていたけれど、本を読み切った後には、そうじゃない世界が自分か子どもたちが生きているうちには来るんじゃないか、と思うようになりました。

あとはパブリックセクターでの仕事に使命感を感じました。

しばらくしたら、もう一度噛み締めながら読みたいところ。

「フランスのウォーカブルシティ」 
ヴァンソン藤井由美 

最後くらい専門分野の本を。
ヴァンソン藤井さんがウォーカブルシティの切り口で書いた本。

ウォークシフトの先頭をいく国、フランス。
どんどん変わっていくそのフランスを羨ましく思ってばかりでしたが、フランスでも合意形成は大変。反対の声にどう対応しているのか、とても勉強になりました。

パリプラージュって、歩行者空間の恒久化の際、公開審査(都計審みたいなもの?)通らなかったことがあるんですね、驚き。

2019.10だから、新婚旅行でパリプラージュを見た後の出来事。
プロジェクトの目的を環境から歴史文化に変えて1年後の公開審査で、恒久化が決まったとのこと。

フランスがどんどん変わっていくそのスピードに圧倒されましたが、転換の時期に30年の差があると思えば、日本も最近どんどん変わってきてる。

日本の10年後は今のフランスくらいのスピードで変わるようになってるんじゃないかな。と思ったのでした。

仕事はゆるふわキャリアを開拓中ですが、この本読んで、メラメラと意欲が湧いてきました。
フランスの自治体で働いてみたいです。いつか。

あと、写真でつけているドイツの本も、すごくよかった。
都市の世界もまだまだ知らないことだらけなんだな、というのが率直な感想。

急激な人口減少(自然減じゃなく社会減)を経験した東ドイツの都市が、
都市の縮小をどう対応していったかという話。
ガツガツ減築するなんて、そんなことできるんだ!

真正面から人口減少に向き合って対策した7都市、成功だったか失敗だったかはわからない。でも少なからず緩和はできているのでは、という服部先生の分析。

そういえば、
15年前ドイツ(西だけど人口減少してるNRW州)で説明を聞いた時も、
減築の説明が多くあった気がします。

ライプツィヒとデッサムにめっちゃいってみたくなりました。

普段キラキラしたまちづくりの正の面ばかり接してるけど、このマニアックな本をこんなに面白いと思うなんて、私も相当、都市政策の分野が好きなんだな、と思いました・・・
経済インセンティブの見込めない=お金にならない分野ですよね・・・ 
この分野を選んでいる限り、今の生活レベルは変えられなさそう。

おわりに

facebookに書いていた感想文をコピペしながら、書き直してみました。
感想文も改めて読むと面白いですね。

他にも世界の動向の話(地政学)とか、未来予測系の本とか、年初は辻村深月さんの小説にハマっていたりとか、もっと人に勧めたい本がいっぱいあったので、続編も書きたくなりました!

そして今年は感想文のナンバリングをやめてしまったので、一覧で探せなくなってしまった😂来年は改善しよー。


#今年のベスト本

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