見出し画像

漫画万歳!(20) ~ヨリが跳ぶ~

マザーブレイン社の月報に投稿した記事を紹介していきます。取り上げているのは原則完結した作品です。2019年4月からスタートしたシリーズを多少の修正を加えて掲載します。気ままな個人的な感想ですので、ご意見は大歓迎ですが、あまり真剣なご批判は、泣きたくなるのでご容赦願います。

MOTHER BRAIN MONTHLY REPORT
(2020年10月号より)

今月は、先日完結したバレーボール漫画「ハイキュー」を紹介しようと思ったのですが、読み終えられなかったので、同じくバレーボールがテーマの隠れた名作「ヨリが飛ぶ!」をご紹介します。

隠れてないかな? でも漫画好きでも知っている人が少ない印象なのです。すっごく面白いのになんでだろ~??? もうずいぶん昔の連載ってことになってしまうのでしょうか。

「ヨリが跳ぶ」は、ヒラマツ・ミノル作で「モーニング」に1994年51号から1999年40号まで連載、単行本は全20巻、実業団リーグを舞台にした第1部(単行本1巻-15巻)と、Vリーグ昇格以降を扱った第2部(16巻-20巻)に分けられます。なんせ、ルールが昔のままで、今の人が読むと??? と思うところがあるかもしれません。

主人公の大久保ヨリの天然ボケっぷりがストーリーをゆる~くしつつ、バレーが好きで好きでたまらないヨリのポジティブっぷりの見事さに感心したり心配したりしながら、天才開花の道をハラハラドキドキして追いかける熱血バレーボール漫画です。Vリーグを目指すヨリに強豪チーム国舞リップスから声がかかったものの、それは選手としてではなく、練習でスパイクを打つ「打ち屋」としてでした。このスタートからしてなんか切ないのですが、当然にその申し出は断って、打倒国舞リップスを誓って、オグリ製菓バレー部に入部します。実業団リーグで優勝し、さらにVリーグへ。まっすぐなヨリに元気をもらえる漫画です。エネルギーの補給にどうぞ。


この記事が参加している募集

マンガ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?