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ゆく年くる年2022。

「肘を怪我して肩を手術!」とは元横浜DeNAベイスターズの選手で、現在はファームのスタッフをやっている「さいとーはん」こと齋藤俊介さんが、ファン感のステージで放った迷言である。今年久しぶりにファン感に登場して、現役時代以上に躍動しているさいとーはんを見て、ふと心にもそういうことってあるよなと。痛む場所をかばうようにして、別の場所を痛めてしまうという。だからこそ、心の骨盤矯正ベルトとしてライブやスタジアムという現場は必要不可欠なのだ。あと、口実をくれる家族や友達も。

心の感度を落とした結果逆に神経過敏になってしまうとか、明確な目標が見えた結果ささいなことが許せなくなるというのは、人間である以上逃れられない成長痛のようなものかもしれない。焦点が遠くに合っているからこそ、今まで簡単に言語化できた身近なことに言葉を与えられなくなってモヤモヤしたり。今年1年それに散々振り回されたので、来年はもう好きにやらせてもらいますと。いくら言葉や対話が大事だと言っても、大切なことほど軽く話せるようなことじゃない。生きている以上、いつだって心はwyseの「Trust」の主人公なのだ。軽く話せるようなことじゃない「何か」を無理に言葉にする必要も、説明できないことを説明する義務もないだろう。言葉が出てこないということは、話すべきは今じゃない。その感覚だけ持っていればいいのだ。

来年はどんな年になるのだろう。今年以上に色々あるのかもしれないし、逆にないかもしれない。でも、人生に必要なのはちょっと余計に無駄なことを考えられる程度の「適度な余裕」なのでね。そんな感じで、マイペースで生きていこうと思っています。皆様、良いお年を。

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