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デイジーしか勝たん。

DaizyStripperの「彩軌道」ツアーのファイナル、VeatsSHIBUYAに参戦。つくづく、人生って不思議だなあと思わされる。直ちゃんも言っていたけれど、3年前は今まで通りにライブができるなんて想像できないような状況でしたからね。風弥さんの晴れやかな「乗り切った! 俺たちも君たちも乗り切った!」というストレートすぎる言葉にすべてが集約されていたなと。ここからまた、夢の続きを始めましょう。しかし「再起動すれば八割方なんとかなる」「来年もやさしくしてねー」と言いながら、一曲目が「ARREST」で、ダブルアンコで倍速「PSYCHEDELIC HEAVEN」が叩き込まれるあたり、PCの再起動というより映りの悪いテレビにワンパン食らわすほうに近い。うん、それでこそデイジーだ。

4月からゆるやかとはいえ世の中が元通りになり始めて、ホッとした半面今まで溜め込んでいたものがどっと出て、時間差で不調に苦しめられた人というのはいるだろう。そこにあの夏の酷暑である。おみまいされなかった人などいるのだろうか。みんなもれなく食らっている。損害や実害のピークが違うだけで。だからこそ「お前ら五十歩百歩の故事知ってっか」と言いたくなるような連中ではなく、歩数ではなく自分の力で歩いたという事実を尊重してくれる人のほうを、きちんと大事にするべきなのだ。自分を弱く見せたり大きく見せたりすることで、自分で動かず他人を動かすことがコスパのいい生き方だというのなら、私は一生採算度外視でいい。そんなことを「AGAIN」の「君のためなら死ねるではなく君のために生きてく最高の願い」の部分でこの日一番の大合唱が起こるフロアを見ながらしみじみ思った。自分から動かなければ、周りを動かすことなんてできない。言葉は行動とセットで初めて力を持つのだよ。そんなことをデイジーの5人とトレゾアさんたちから改めて教わった、そんな2023年のライブ納めの話。

来年の周年は川崎のクラブチッタ。なので珍しく春ツアーは地元横浜が飛ばされている。一周回ってレアだ。でも地元は逃げないので、会いに行きつつ待っています。なのでJリーグさん早く日程をですね(冬の風物詩)

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