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一人旅✈️フィンランドにやってきた

middle age の旅人これみつです。

フィンランド🇫🇮ヘルシンキにやってきた。

13時間のフライトに果たして耐えられるかと思ったが、4月のフィンランド行きのJAL  飛行機はガラガラだった。。

北極圏を飛ぶ

JALで海外旅行に行けるなんて10数年ぶりだ。

どうもJALに乗ると言うのは、憧れで、ぜいたくしてる気分から抜けきれない。
今回はJALの海外フライト何10年目の記念で直行が他社の乗り換え便より安く取れたので利用することができた。
シートピッチも広く、トイレはウォシュレット付。
もちろんCAさんの接客も安定した心地よさ。
お正月の事故の関係か、避難口前席は全て使用不可の紙が置いてあり。
やはりというか、さすがというか。

戦争の影響で、飛行機は北極圏の上を飛ぶ。
ベーリング海と北極の上空だ。

北極で消えない太陽を見た。
その赤い色はなんとも表現しがたい。

明るくなると、窓から北欧圏の氷と海と川と街が見えてきた。
氷の大地。

研がれた空気感

この飛行機、多分お客さん30人も載ってないと思う
久々に4シート全て倒して、爆睡することができた。。
飛行機の映画は前から見たかったsex and city の次のシリーズ 
and just like that の第二クール版。

前回シンガポール航空でもやはり用意がしてあって、ワクワクと見始めたらいきなり際どいシーンからスタート。

隣にかっこいい、外人兄ちゃん達がいたので、慌てすぐに消した😅

今回は周りに私しかいないので、ワイン飲みながら思う存分鑑賞ことができる。やった!

キャリーは幾つになっても可愛く、エイダンの人の良さにほっこりする。

アパートメントホテル

ヘルシンキではアパートメントホテルに泊まってる。

せっかくだから今回はホテルでちょい贅沢してもいいかなと思ったが、貧乏性なのか部屋にキッチンや洗濯機があったり、なんとなく普通の部屋の方が気分的に落ち着く。
1人だから夜レストランやバーにもいかないし。

旅行に行くといつも洗濯は重大な問題だしね。
ミニマム荷物なんで。

室内は完全リノベーションずみ。
外観はこれ 余裕で100年以上経ってる。


さすが北欧。

4月だから大丈夫だと思ったけど、想定以上に寒い。
特に2日目はいきなり吹雪になってきた。
朝、海沿いのレストランでサーモンのクリームスープを食べる。
染みるほど暖かくて美味しい。クリームソース好きにはたまらん。

今回わかったのはフーディー(フードが付いている服)は、デザインとかではなくて必要性から生まれたものだということ。
こんなに吹雪になっているのに、誰1人として傘をさしていない。

私も以前クリスマスで頂いた毛糸の帽子を、今回初めて被った。

ただ、本当に寒いと毛糸の帽子だけじゃ耐えられない。
防水のフーデイや襟元のふわふわって本当に必要なんだ。
マフラーぐるぐる巻きにしても、顔が痛い。

そしてみんなブーツとかじゃなく防水のトレッキングシューズを履いている。
ここヘルシンキはフィンランドの首都だ。
ここがフィンランドの中で、最も暖かく、歩きやすく、舗装されているところなのに。

フィンランド人と知り合いコーヒーをおごってもらう。
次は絶対夏に来いと言われる。
1番寒い時はマイナス20度位だからこれでも暖かくなったんだと。
大雪で、どこにも出かけられないと言ったら、図書館に連れてってくれた。。

世界一の図書館

外観。HP引用

船のデザインをした。まさに北欧のデザイナー図書館だ。建築家はアメリカ人らしいが。

図書館といっても本があるのは1/3位。
その他は全てがフリースペースになっている。

驚いたのは、そこでミシンで洋服を作ってたり、子供がパソコンでゲームしていたり、大学生が勉強していたり、お母さんたちが集まって乳幼児と一緒に勉強会みたいなこともやっている。
何も仕切られていないスペースの中心部に本があるだけでその周りのフリースペースをそれぞれの人たちがそれぞれ学んでいる。

日本のような勉強できる机や椅子もあるけど、いかにも北欧の家具といったような可愛いソファーやスツールもたくさんある。 


隣の席のカップルはキウイ🥝食べてる。
みんな自由。


角の方は階段状のスペースになっていて、そこに寝転んだりしてPC作業してる人もいる。

床に寝てる人もいます笑

日本の図書館のように新聞読んでる高齢者しかいないなんて事がない。 
今金曜日の13時なのに。

外は大雪。
でも天気が良かったらテラス席はもっと気持ちいいんだと言う。
ここは無料で高速Wi-Fiもパソコンも、ミシンさえ使えるそうだ。
ギターも展示してあったからもしかしたら使えるのかもしれない。

1階部分にはカフェとレストランがあるが、
ここもオープンスペース。

旅行者だったり家族連れだったり、いろんな人がご飯食べてる。

特にトイレが驚きだ。
トイレに行ったら男女が分かれてなくて、すごい広いスペースの壁周りにすりガラスの扉がある。 20個位。
空いているドアはグレーになっている。
そこを開けて使うように言われるけど、何度も言うがそもそも男女分けがない。
トイレのドアが半円上のスペースに設置されているだけ。

トイレ内は驚くほど綺麗。個室内に独立手洗いもある。
正直イタリアのトイレとは大違いだ。
トイレから出てくると中央部分に洗面スペースがあってそこでも手を洗える。

トイレから出てふと見ると、1人の女性がグレーのドアを開けてトイレに入った。

そうするとトイレの中に電気がついてその女の人の影が映る。
驚いたのは、トイレの中にいてドアの近くに立つとその影が外から見えると言うことだ。
もちろんトイレの便座は1番奥にあるからそこに座っている姿は見えないけれど、ドアの近くに近づくと、その動きが影となって見える。
男女別に別れていないのに。

これが以前渋谷で問題になったトイレのことなのだろうか。

フィンランドは特に幼児教育の点ですぐれており、日本の政府関係者もよく視察に来るらしい。
もしかしたらあの使われなくなって渋谷のトイレもこの仕組みだったんじゃないかと思った。

https://esse-online.jp/articles/-/13721写真引用

しかしフィンランドも今から15年位前は、トイレだってこんなにきれいじゃなかったそうだ。
その頃から公共施設が徐々に新しくなり特にトイレが本当にきれいになったとのこと。

10年位前はサウナもプールも男女混浴が普通で、特にサウナは裸で入るところも多かったって。
今はほとんど水着着るけど、でもまだ裸の文化が残っているんだって。

図書館だけじゃなくて、いろいろなところにフィンランドの旗が立っている。
そしてその隣には、ユーロの旗と。そしてその隣にはウクライナの旗が立っている。

色々 想う

このユーロ圏と言う考え方は、ちょっと私たち日本人では理解が難しいイメージがあるような気がする。
それは結束したグループ枠というより、
遠い親戚だけどなんか近くに住んでるのでうまくやりたい的な、個々は全く違うけど切れないつながりがある関係性みたいなもの。

同じようにロシアにもウクライナにも近いフィンランドは、私が感じる以上にこの戦争問題が身近だ。
そして私たちがアメリカに持つ感情と、ヨーロッパがアメリカに思う感情とも北欧がアメリカに思う感情ともまた異なるような気がもした。

この方、年配ではあったがとってもかっこよかった。
北欧の人は皆痩せてて背が高い。
女性も驚くほど肌が白くて本当に綺麗だ。

そしてみんな本当に夏を待ちわびている。

今日は雪もおちついたようだ。
ようやくサウナにいけるかな。

図書館前のヘルシンキサイン

これみつでした。





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