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親友から死産の報告を受けたら

「反応に困る話していい?」

平日の夕方、親友からLINEが来た。


妊娠6ヶ月の親友。
これ絶対お腹の子になんかあったやつやん…。と思いながら

「では、困ってみましょう」と返事をする私。

もっと他に返事なかったんかい、って思う。笑


案の定、お腹の子に異常があったとの報告。
死産だった。

今日から入院してお産をし、火葬してくるとのこと。


親友には第一子がおり、第二子が死産となった。
正直、不妊治療中の身としては子供がいる人とは距離を置きたいと思っていたので、最近あまり連絡はしてなかった。会うとどうしても子供がついてくるし、子供の話中心になるので、滅多なことがない限り連絡はしてなかった。
(不妊治療のことは言ってない)

昔ほど連絡は取ってなかったけど「久しぶり、こりこりにだけ直接報告するんだけどね…」と言って妊娠報告をしてくれた親友。その時は嬉しさ半分、羨ましさ半分って気持ちだった。当たり障りのない返事をしてその場はやり過ごした。

そして妊娠報告をしたがために、死産報告をしなくてはならなくなった親友。


死産報告を聞いた時は、本当に悲しかった。


妊娠した親友に嫉妬しつつ、やっぱり元気な赤ちゃんを産んで欲しかったし、上の子がお姉ちゃんになる姿を見てみたかった。

これから産声のないお産をし、火葬をする。
それがどんなに辛いことか。
できればそばに居てあげたかった。


親友は感傷的な雰囲気が苦手。なのでそのことも考慮し

「辛い報告ありがとう。絶賛困ってます。笑」

と素直に返事をした。


それからどんな死産だったかとか、夫の愚痴を聞いたり、私も体外受精を頑張っていることを話したり、久しぶりに数十回の往復LINEができた。親友は「少し気が紛れたよ」と言ってくれた。

悲しい報告ではあったけど、そんな時に連絡をくれたのは嬉しかった。


今度落ち着いたらご飯に行くことになった。
今なら私も素直に不妊治療で色々あったと話せる気がする。
(治療はこれからが本番なんだけど)

親友と言えど、なんでも話せるわけではない。
その時のライフステージや立場の違いで分かり合えないことがある。それでも、距離が離れても何かのきっかけでまた会って、いつものようにくだらない話をしてるんだよね。

今回も全然連絡とってなかったかと思えば、こんな大事な報告が来たりね。なんか、ゆるーく繋がってるんだよね。この距離感がちょうど良くて心地がいい。


子供を授かるってほんと奇跡!
そう考えると私も奇跡の人間!笑
毎日を大事に過ごしていかないとなと改めて思いました。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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