人生のモブキャラでいたい時もある。

誰もが、みんな主人公!

いいフレーズだと思います。
そりゃ、誰しも脇役より主役を張っていたいと思うでしょう。

でも、個人的にはモブキャラでいたい時だってあります。


勝負ばかりの人生はかなり疲れます。

勝者ばかりの社会ではありませんし、負けてばかりの人生でもありません。

勝った負けたは、かなり主観的な評価で行える価値観の一つだとも思っているので(明確にルールが決まっている場合は、その限りではないですが)自分なりの価値判断で勝ったことにしてしまうことも容易だと思います。


Twitterで猛威を振るわれているインフルエンサーの方々は、それが楽しくて発信されていることが多いと思いますが
端から見ていると、大変そうだなーという感想が頭をもたげてきます。

これも主観的な意見なので本人たちからすれば
何が大変なことがあるか!とか、知ったような口を利くな!とか
おお、想像するだけでも恐いですね。

で、たまにそういう人たちに食って掛かって炎上騒ぎを自ら起こしてのし上がっている系の方々もいらっしゃいます。

豪胆な傑物か、あるいは下世話な商人か、はたまた無能な正義主義者か。

ともあれ、物語の中では名前が付くようなキャラクター達でしょう。


私は貝になりたい。

このタイトルをご存知の方は、どれほどいらっしゃるだろうか?

20代前半以前の方は、もしかしたら分からないかも知れません。
これは、気弱な理髪師が徴兵されて赴いた戦地にて、行ったであろう行為についてBC戦犯として訴求されて刑に処された一連をドラマにしたものです。
(補足ですが、現実の人物モデルはおらず、あくまでフィクション作品として作られたそうです。)

訴求されていた行為を理髪師は行ってはいないのですが
なにせ戦火真っ只中の話。誰が、誰を、どうしたかなんてのは分かったものではありません。

なので、疑わしきは罰する方向で冤罪だろうがなんだろうが
関係なく、戦地に赴き、命令を受けたという事実に基づいて刑が執行されてしまうのです。

彼もまた、主人公の一人です。
自らの運命を誰かに握られ、最後に自己責任に転嫁されて幕を閉じた男の話

昨今の世の中、自己責任に転嫁されて何人もの影響弱者が処されています。戦時中ならいざ知らず、平和とのたまわれる現代で行われているのです。
主人公になると、なるほどロクな事にならんなと身につまされる思いにもなります。


人に影響を与えず、自らも影響されない。

モブというのは、例えば漫画の中だと
いるにはいるのだけれども物語に一切関わりのない、顔も描かれないコマの賑わかしの人物のことだと私は思っています。

枯れ木も山の賑わいとはよく言ったなと。

でも、そういう存在こそが気楽だなと思う時もあると思うのです。
なんら物語は紡がれないし、誰にも気にされないけど、これからも生きていくであろうことは確かな存在。

勇者を傍目で見ているだけの村人。なんなら、勇者にも会うことなく、会話できる場所にもいないからとNot Documentにされているぐらいのそういう立場のキャラが良いですね。


でも、やっぱり主人公にもなる瞬間がある。

これは個人的な話ですが、Twitterのフォロワーなんてゴミカス、人脈もほとんど持っていない私だって世の中を生きているわけです。

生きるためには、働かなきゃいかんと仕事もしています。

そして、偶然にも本業と副業の両方をこなして
現代で言うところの「自由な生き方」のようなことができています。

本業では、今話題の機械学習(いわゆるAI)関係に携わっていますし
副業では、今までの経験を生かしてITコンサルや開発を行わせて頂いたりしています。(お仕事随時募集中。

本業、副業以外にも、元々ゲームプログラマだった経験を元に
同人ゲームサークルのプロデューサーをしていたり、プログラム組んでたり
個人でもゲーム作ったり、たまに創作活動と称して下手な小説書いたり。

あとは友人と組んで、新しいサービスを立ち上げようと色々と長期計画で事業の骨組みを組んでいたり、サービス自体の開発もやったり

ウォーキングしたり、note書いたり。

これで恋人でもいりゃーなーと出会い系にも登録していますが
元来の人見知りが災いして、一切アプローチできず。いや、参った参ったw


充実した人生。
モブでも、こんな人生を送っている可能性があるわけです。(いや上の話は本当のことですけれどもw

だから、世間から見ればモブなんだけれども自分なりに主人公になる瞬間もあって
でも、そんな中でもたまにはモブになりたいなと思うこともあるというそんなお話。


結論。

たまには何の責任もないところで、悠々自適に過ごしたい。
あと、5000兆円欲しい。


そんな昼下がりでした。

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