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トレランの道具について・1 まず揃えた方がいいもの

実は何か決まりがあるわけでもなく、トレランもランニング同様に好きな格好、好きな靴で走ってもいいと思ってます。

でも山ってロードと違って、備えがないとそれなりに危険だったりします。
ではどういうウェアや道具をまず揃えたらいいのか、ちょっと解説してみます。

ウェアリングの基本的な考え方

ベースはランニングと考え方が同じで、結構な量の汗をかくので、アンダーとTシャツ、短パンなど着用するものは綿素材ではなくポリエステルなどの化学繊維で乾きやすい素材を選びます。

というわけで、ランニングをしている人は、基本的なウェアはロードと同じものでも構いません。

山だから考慮しなければならない点は、山の場合ロードよりも標高があり、稜線の風などで体感温度が低くなる可能性が高いため、汗をかいた場合に服が濡れたままだと汗冷えする危険性が高くなります。
極端な話に聞こえるかもしれませんが、山の中で汗冷えから低体温症になってしまったら危険です。動けなくなり、遭難してしまいます。

なので服は速乾性のある素材にしたり、上から着れるウィンドシェルや保温着を脱ぎ着することで、体温調節を自分でしやすいようにしておくことが大切です。

まず揃えた方がいいもの

トレランシューズ

ロード用のランニングシューズに比べて圧倒的に滑りません。

山で滑落すると場合によっては命に危険が及ぶので、初心者であるほどまず買った方がいいものです。
最初は必ず試し履きをして買うことをおすすめします。ランシュー同様、各社によって足型の傾向が異なります。

初心者向け講習会には、メーカーなどとのタイアップでトレランシューズを貸してくれるものもあるので、そのような機会を利用して試しに履いて走ってみるのがいいかもです。

小型のザックとハイドレーション

トレランザック、ランニング用ザックとして売られています。つまりランニング用のものでも大丈夫です。

トレランザックも昨今はいろいろな形がありますが、前肩ポケットにハイドロフラスクというドリンクを入れるチューブが2本入る方式のものがおすすめです。

ハイドレーションバッグという水を入れるチューブ付きのバッグが背中に入るタイプのものもありますが、大会のエイド等で後から水を追加で入れることが時間がかかり難しいため、前者の方が使いやすいと思いました。

選び方は、中に荷物を入れた状態で絞めてみて、荷物があまり揺れないものの方が走っていて疲れにくいです。

サイズもあり、女性用・男性用が分かれているモデルもメーカーによってはあるので、できたら試して買った方がいいです。ザックも靴と同様、初心者向け講習会でお試しができる場合もあります。

容量は、小さい方がもちろん揺れにくいのですが、特に走った後温泉に直行したいなど、着替えやお風呂道具・化粧品を走っている間も持ち運びたい人は11リットル以上の少し大きめを買った方が使いやすいかもです。

ウィンドシェル

これもランニング用のものでもOK。
トレラン用は、速乾性で汗抜けがよく、コンパクトに畳める高機能素材のものも売られています。

ウィメンズ・フーディニ・ジャケット 
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ウェアリング~の項目でも書きましたが、体温調節に便利です。
稜線で風がある時などに、かいた汗で体を冷やさないように着ます。

グローブ

これもランニング用のものでOKですが、夏場はサイクルグローブなど、指貫タイプが涼しいです。

山では鎖場やロープ、木の幹を頼ることもあり、素手だと滑ったり、転んだ際に掌に傷がつくことがあるためできればした方がいいです。滑り止め付きがおすすめ。

ファーストエイドキット

聞きなれない方もいらっしゃるかと思いますが、つまり応急手当セットのことです。例えば山の中で一人で転んで怪我した場合、自分で手当てして自力で下山できなければ、救助依頼を出すことになってしまいます。
持っていれば、同行者を助けることもできます。

大きめのキズテープまたは傷パッドとテーピング用テープ3mは最低でも必ず持ちたいです。
手袋、三角巾、固定用ホワイトテープ、消毒綿、止血パッド、ポイズンリムーバー、虫刺され用ステロイド軟膏、ロキソニン、笛、小さなハサミまで持ったらほぼ完璧です。

ヘッドライト

頭につけるバンドが付いたライトのことです。山用品店などで売られています。
山は思っていた以上に急に日が暮れて暗くなってしまうこともあり、例えばハイキングでも山に入る場合は必ず持った方がいいです。
日が落ちたら山道はライトがないと前後が分からないレベルで真っ暗です。

トレラン用、つまりレースなどで夜に山を走るナイトトレイル用のライトは、明るくて充電が長時間持つ・電池の取り換えができるものがおすすめです。

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しかしそうなると重量が重くなるので、昼行動の予定で、夜に下山で走ることを想定していない場合はもっと軽いライトでいいと思います。以下のライトはこれで走っている人も多いかと思いますが、個人的には走るにはもう少し光量が欲しいかな。軽さは大変魅力的です。

milestone(マイルストーン)
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モバイルバッテリー

緊急連絡に使うのも山地図GPSも写真を撮るのもスマホ、だったりしますよね。電池が切れたら大変ですね。山では気圧差や気温差で急に充電が減ることもあり、できれば一個は持ちたいものです。

山用レインウェア

高価なのでいきなり買う必要はありませんが、トレランを少しやってみて、今後もしばらく続けたい人はジャケットから買うべきです。
ゴアテックスOK。トレラン用は防水透湿性の素材の山用レインウェア。

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中距離以上のレースではルール上の「必携品」に入っています。雨などで体が長時間濡れると、夏でも山では低体温症の原因になり危険です。
ハイキングなどゆっくり長時間動く山の活動では上下が常に必需品です。

エマージェンシーシート

これもファーストエイドキットに含めてもいいのですが、緊急の際に体温低下を避けるために、袋から出して広げて肌に直に巻き付けることで保温する、金色または銀色のフィルムのことです。
100均でも売られてますが、できたらもう少ししっかりしてるものの方が良さそうです。

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以上がまず揃えた方がいいものです。これとは別に、走りに行くときは必ず水と行動食を持つようにしましょう。

あった方がいいもの、あると便利なものについては、トレランの道具について・2に続きます。

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