見出し画像

リアルタイムなエッセイVol.17「びょういんのけんさは、どんなものでもいやなものです」

おつかれさま、みなさま。
いまはお家でお酒を飲みながら、お蕎麦を茹でています。
ちょっと、今日は覚悟して病院に行ったのです、、、

ボクの体には、いくつか、健常体から外れた異常を示す値がある。
初めて言うが、その一つが総ビリルビン値だ。これが規定より高い。
これが高いと、黄疸といって顔の皮膚とか体の皮膚とか目の白めの部分が黄色っぽくなり、肝臓や胆嚢の消化系での異常を示す値だ。でも肝臓の値は悪くないのに、このビリルビンが高くなる症状がある。それが遺伝子の異常で起きる体質性黄疸だ。もっと詳しく言えば、間接ビリルビン値と直接ビリルビン値というのがありこれを合わせたものが総ビリルビン値なのだが、体質性黄疸のほとんどは間接ビリルビンが高くなるジルベール症候群で、予後良好で治療の必要性がない。ぼくも20代の若い頃、治療の必要がない体質性黄疸と診断された。ただ、年齢が増すにつれ、いつのまにか胆石の予防とか言う名目でウルソという薬剤が処方された。ボクの処方では、1回3錠を朝夕の2回飲むように言われていた。ただ、正直、朝は他の薬と一緒に飲むけど、夕方はこのウルソだけなので、なかなか飲まない。なぜなら、ウルソは体質性黄疸に効果がないからだ。あれ、これ飲むなきゃいけないのかな。いつも疑問に思っていた。

そして、転機は去年の秋。

いつもの担当のお医者さんが年齢のため引退し、別のお医者さんに交代したのを機に、「ウルソやめたいんですけど」と直訴した。新しい先生は、「じゃあ、次の診療の時に腹部エコーをやろう。そこで胆石とか見つからなかったらウルソをやめよう」と言った。

正直、ヤブヘビをつついてしまったかなと思った。
これで検査して何か異常が見つかったら、薬をやめるどころの話ではなくなっってしまう。でもって、最近なんか体が不調の自覚がある。

検査当日の先週金曜。
ローションを胃の下部から右下腹部、左下腹部に塗られて、グリグリと透過させる器具を体に強めに押し当てられた。これが痛いんだよ。本当に。10分くらい押し当てられ、やっと検査が終わった。週末、体が不調で痛いのか、それともこのグリグリで体が痛いのか、正直わからなかった。そしてこの日は診察はなく、週明けの月曜の今日、結果を聴きに行った。気弱になるもので、なんか余命を言われるのかなまで、想像した。

結果的には、心配していたような悪い結果はなかった。
決して健康体ではないけど、すぐに対処が必要なほどでもない、といったところだ。そして、目的だったウルソは今回の処方箋から消えることになった。
ボクは賭けに勝ったのだろう。
今日のところは、だけど。

そして、今日もアードベッグの高いお酒を3杯飲んでいる。で、明日は新年明けてから5回目の飲み会だ。早いペースだけど、早すぎるってほどでもない。
また週末は誕生日もある。

アードベッグ10年 今日も3杯

体よ、もう少しだけ、、、
がんばろ。

またね。
オ・ルボアール!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?