見出し画像

130. パロサント染めを求めて/ En busca de teñido de palo santo

昨日はカラペグアという街に行ってきました。

アスンシオンから車で1時間30分ほど。

織物が有名な街で、生産者は500家族以上と言われています。


カラペグアという街の名前はグアラニー語で「お皿」や「低地」というそうです。


確かに平地ばかりのパラグアイで、

カラペグアの周りは小山が点在していました。

エンカルナシオン方面に行く際に、

何度も通り過ぎている街でしたが、街を訪れるのは初めてのことでした。


街のほんの一部しか見れていませんが、

のどかでザ・パラグアイの田舎町といった雰囲気でした。



今回の目的は、パロサント染めの生産者と会うことです。

JICA協力隊の友人のマッチからの発案で、

数ヶ月前からこのアイデアは少しずつ進んでいました。


僕らも以前から構想としては、パロサントの端材で染め物ができたら良いなあ、

なんて空想を抱いていたのですが、まさかここまでくることができるとは。



ミドリは、自分たちの目の前の仕事で手一杯になってしまうことが多くて、

なんとかそれを脱するために僕も日々、実務よりも、

ある意味で夢だったり空想の世界を目指すようにしています。


だって、そうしないと、どんどんつまらない、ちんけなブランドになってしまいますよね。


その中で、このように友人やお客さんたちが、

僕らに斬新なアイデアを提案してくれる。

ましてや、コンタクトまで繋いでくれて、よりミドリにとって新しいチャレンジのチャンスを与えてくれる。

こんなに恵まれていることはないんじゃないでしょうか。



今回も面白いご縁で、

マッチが派遣されているCAHという国の機関では、

小農家支援(金融的な支援)を行なっており、マッチはその中で、

彼らがいかに借りたお金の返済がいかにしやすくなるか、

いかに収入を増やすことができるかという仕事を任されています。


CAHの融資は、他の銀行などに比べて、利率が低く、

比較的生活が安定していない人でも借りやすいメリットがあるそうです。


収入を増やすプロジェクトを任されても、

何をして良いのか、誰でも困ってしまうと思います。。

マッチよく頑張ってるなあと思いました。


小農家と言っても、扱っている生産物も様々ですし、

農家だけでなく今回のように織物だったり、焼き物だったり工芸品を扱う人たちも対象となります。


いくらマッチが企画を立ち上げても、

相手のジャンルが多すぎて、全てに対応することは難しい。


ある程度ターゲットを絞って、

そして僕のような友人を頼って、つなげてしまえ!と、

やっったマッチはセンスあると思います。


結局人は一人では何もできないですし、

人を巻き込んで、一緒にやっていくしかないんですよねえ。


その中で、迷惑かけることもあるだろうし、

心配されることもあるだろうけど、失敗しながら、

なんとか折れずに諦めずに、笑顔で突き進んでいくことが大事なんですよねえ。


そうしていれば必ず誰かがサポートしてくれますからね。


僕もこの10年を振り返って心からそう思います。


続きはまた明日!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?