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いずっぱこのイベント列車

2023年11月4日、友人に誘われてイベント列車に乗ってきました。
伊豆箱根鉄道と静岡のクラフトビール組合のコラボイベントで、クラフトビール飲み放題です。

友人はクラフトビール好きですが、私はアッサリ系のビールが好きなので、誘われた時は「どうしようかな」という感じだったんですが…。
行程を調べると、始発・三島駅から終点・修善寺駅を往復するとのこと。
「人生最後は静岡に住むのもいいなぁ」とあちこちで話していたら、熱海在住の方から「三島がオススメ」と聞いて、一度行ってみようと思っていたのです。
電車の出発は17時過ぎなので、昼前から三島観光ができる!と行くことにしました。

当日、友人は昼過ぎから来るというので、一人で三島散策。
自然が多く、玄関に回覧板が下がってる家があったり、懐かしい雰囲気です。
三嶋大社も行きましたが、良かったのは楽寿園!
駅前にある市立の公園で、入園料300円でなかなかの広さ。
奥には動物がいて、とにかく距離が近い!
あんなに近くでレッサーパンダを見たのは初めてです。

友人と合流し、念のため二人でヘパリーゼを飲んで、いざ乗車!

行先がちゃんと「クラフトビール」になってる!

向かい合ったボックスシートかと思っていましたが、普通の横並びシートで、シートの色がオレンジ。
なんか見たことあるな…?と思いましたが、コレ西武線の車両では。
そういえば、街中でも西武バスが走ってましたが、このあたりは西武グループが関わってるんですね。
座席が、今の一人ずつ区切られているタイプではなく、繋がってるタイプだったので、古い車両を使っているのかな。

座席前の通路にテーブルが固定されていますが、座るとゼツミョーにテーブルが遠い…。
ひとつのシートに6人ずつ座るため、真ん中あたりの席になると人の前を通らないと移動できないので、このぐらいの距離が必要なのかもですが。

テーブルにはお弁当♪ 右端の黒いのはビール

出発前から「もうビール飲めますよ」とのことだったので、早速注文。
テーブルに穴が空いていて、走行中にこぼれないように入れられますが、そのうち酔っぱらってどうでもよくなります。

事前に「おつまみ弁当付き」と案内があったのですが、「映える見た目の、ちょこっとずつ入った可愛い弁当なんじゃないの…?」と友人と別にツマミを持ち込むか話していたのですが、無くて正解でした。

どーん!

肉と揚げ物満載の、ガッツリ弁当でした!
カロリー1180超え!
見えてるおかずを食べると、下から肉が出てくるスゴイ弁当!
私はど真ん中の、アジの押し寿司が美味しかったです。
修善寺の名物なんですね。

真ん中の段の左端の丸いのは、蕎麦を海苔で巻いてあるようなんですが、先に食べた友人が「めんつゆをかけないといけなかったかも。味がない」と言います。
ひとつ上の段の緑のキャップの入れ物がめんつゆだったのかと、かけて食べてみたら、しょっぱーい!
よく見ると入れ物に「しょうゆ」と書いてありました。
コレ、どうやって食べるのが正解なの?静岡の人!
そして、しょうゆの入れ物があるところには筑前煮と鴨肉が入ってるんですが、このしょうゆはどこに使うためのものなの??

列車が走りだすと、車内放送でビールの説明が始まります。
いくつかのクラフトビール醸造所からの新作が10種類。
しかし、どれでも飲める訳ではなく「〇駅から〇駅までの区間はこの2種類」と、飲める時間が決まっています。
次の2種類に切り替わる駅が近付くと「まもなくこの2種類は終わります!今の内ですよ!」とスタッフから声がかかるので、気に入った味はとりあえずもう一度頼んで、キープしておかなければいけません。

車内にはトイレがないため、時々駅に長めに停車するのですが、私と友人がトイレに行っている間に「この駅に停車している間だけ」のビールが出たらしく、戻ってくると同じテーブルになった方が私たちの分も注文しておいてくれていました。
どんどんテーブルにたまっていくビール…。

今回のビールのラインナップ 私はほうじ茶マイルドが好き

折り返し駅の修善寺駅を降りると、「車内では飲めないビールです!」各醸造所の皆さんが待ち構えています。
私はクラフトビールは元々そんなに飲めないので買いませんでしたが、友人は更に購入。
お土産屋さんも財布のヒモがゆるんだ酔っ払い達で、大変にぎわっています。

三島駅に帰り着く頃にはテーブルの上のビールを飲み干すのに必死でしたが、お土産プレゼント抽選会があったり、かなり満足度が高かったです。
途中の駅で何度か、逆方向に向かう普通の列車と隣り合わせで停車しましたが、向こうの車内の人がビックリしてこちらを見ていたり、ノリのいい観光客かな?が手を振ってくれたりと、特別感がありました。

あ、「いずっぱこ」の愛称は、三島が舞台のドラマ「ごめんね青春」で得た知識です。
ハートの吊り革は、残念ながら見つけられませんでした。

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