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内臓脂肪を駆逐!

美しい身体の追求において、走る一番の目的は毒をなす、毒をため込む内臓脂肪の駆逐だ。

本来なら皮下脂肪が全体的な体型の印象をもたらすので、先に皮下脂肪を落としたいのだが、獣を求めて長時間走り回る原始の時代から男性の生理上とも言うべきか、最初に燃焼されるのは内臓脂肪である。

内臓脂肪は溜めやすく、そして減らしやすいという特徴を持っている。
皮下脂肪は真皮の奥、皮下組織と呼ばれるところにできるわけだが、これはクッション材として身体の内臓を守るために必要だが、必要悪と呼べるものだ。生命の優先度上、大切だから高くなるので後回しになるので仕方ない。

内臓脂肪は人によっては巨大な醜い脂肪の塊だ。重さにして10キロとか20キロの米袋を身体中に抱えてるようなもの、想像するだけでゾッとする。身体のあちこちに負担もかけているはずだ。当然、中の密度はぎっしり入った米粒以上に高く、血管も行き届かないため、それほど燃焼酸素や栄養補給も必要とせず、心おきなく増えてくれる。

老廃物は排出!

一方、リンパの流れ、つまり老廃物を排出する力も弱い。老廃物が体内に留まっていては毒となる。例えば、死んだ細胞を白血球などの免疫細胞が処理してくれるのだが、狭い道路の繁華街に消防車がたどり着けないように、免疫細胞が十分に前に進めないほどの密度とも言えるだろう。

当然、その毒は著しく体に悪影響、具体的には慢性炎症を引き起こす。慢性炎症とは歯茎の中の歯周病菌と同じように身体に害成す敵。だから白血球などはずっと臨戦態勢に置かれている。老廃物や菌の毒素との戦いだ。この戦い大量の活性酸素も同時に生んでしまう。白血球の中に貪食細胞というのがいて食べて死んだ細胞の残骸を消去するのだ。また貪食細胞自身から殺菌能力の高い活性酸素を出して殺そうともしてくれる。活性酸素は不安定な酸素分子の結合状態なので、余計なO+イオンが、他の物質に容易く結合させ、無毒化しようと試みるものだ。

しかしご存知ように活性酸素は老化の一番の原因。それは皆もわかっていると思う。呼吸しているだけでも活性酸素が発生し、余分な活性酸素は正常で健康な細胞まで傷付けるからだ。

身体の中に大量の毒発生源を持つことはどう考えても身体に悪い。さらにあなたの老化を加速していまう。だから、慢性炎症はさっさと退治しないといけないのだ。つまり、不要になった内臓周辺の脂肪細胞を除去していかなければならない。

パンパンになった脂肪細胞からエネルギーを奪ってしまえば、その貯蔵庫である脂肪細胞は収縮すると同時に細胞の数自体も減らしていく。老廃物はリンパで回収され、便と一緒に廃止されるのだが、それを想像すると、朝のトイレまで結構気持ちの良くなるものだ。

今、私はこの気持ちよさをも求めて走っているのである。

体重80キロ近くあって走れば、ほぼその全ての重さが両足にかかり膝を酷使することになる。だから私は街や道路を走らない。コンクリートが固すぎるのだ。駅などで膝の悪そうな高齢者を見ると痛ましく思う。擦り減らないよう膝の軟骨組織は大事にしたい。

減らせば快感!

ジムにあるトレッドミルはゴムでできている。だから弾力性もあり、クッション性で守られる。また距離も、消費カロリーも表示される。ランナーのためのペースも表示されるし、胸の前のバーをつかめば心拍数も計測できる。傾斜もつけられるので、インターバルのメニューも、目的ごとにプログラムされている。

私はファットバーナー、つまり脂肪燃焼酵素選ぶ。ちょっと格好悪いのだが、そんなことは言ってられない。これはゆるい坂道ときつめの坂道が交互に来るものだ。残念ながら下りは無くほぼ上りである。その1番きつい3.5〜4.5度のところでスピードを上げ走るようにしている。

マラソンランナーを目指しているわけではないので、長距離を走ることに興味は無い。いかに効率よく生産性高く結果を出すかに絞っている。きつい坂を400mほど走れば140/分くらいの心拍数になる。それが2分くらいで100程度に戻るわけだ。トレーナーによると、大体110あたりが1番燃焼するので、おそらくその名のとおりのレベルにプログラムされていると理解している。

脂肪燃焼は男の燃焼!

10年前は時速10キロ/h以上で走っていたが、今は8キロである。それも7.5キロから始めて毎回0.1キロずつ上げていくのだ。最初の走り出しは1番長く感じるし、正直きつい。距離にしてわずか400メートルトラックしかないのにだ。

そのインターバル後は800メートルかけて傾斜角度も緩やかになる。そこで時速6.1キロで歩くサーキットにしている。ダラダラ走るより強弱をつけたほうがベターだと思っているからだ。走行距離も始めは3キロ、そして5キロ、7キロとひと月ごとに増やしてきた。

よく「ゾーン」と言う言葉を聞く。インターバル5回も過ぎる頃にはキツさもだんだんなくなってくる。「もう終わったぁ」と短く感じることさえある。アドレナリンが脳から出てゾーンに近い状態なのだと思う。

有酸素運動20分ほどの経過で燃焼スイッチが入って脂肪細胞がどんどん消費され始めると脂肪がケトン体になって出ていってくれる。1時間も早歩きとランをすれば500カロリーは消費する。その後いかに糖分つまり炭水化物を取らないように少しでも長く時間をおくことだ。燃焼は糖質を摂るまで継続してくれる。帰宅にしても歩いて帰れば脂肪がずっと燃焼継続される。帰り道は1.8キロだから往きと合わせて10キロメートルを超える。家に帰ればビールが待っているのだ。

有酸素が終わって帰ると気持ちが良い。心地よい疲労感と自己達成感でセロトニンがたくさん出るようだ。自分への自信にもなる。「できるぞ」と自分に言い聞かせ、さらに運動強度を高めていくことで、成長という過程まで味わえる。日々衰えていく身体に抗う方法である。

子供の頃、短距離ランナーとしては学校1のレベルで、運動会はいつもヒーローであった。しかし中学校からサッカーを始め持久力をつけるためにたくさん走らされるようになってから走るのは嫌いになった。人生分くらいまとめて走り切ったと思い、有酸素は遠ざけて筋トレのほうに重きを置いてきた。


こんなのはごめんだ!って、納得でしょ?

走るのが大嫌いなこんな私でもできるし、美しい身体のため、大袈裟に言えば「命」のためと思えば・・・できるものだと思う。こんなダビデ(ドイツの厚労省作成とか)は見たくない!?

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