h019/子どもの選択肢を拡げるか取り上げるか
虐待される子どもに里親家庭で何が必要か…
う〜ん。
正直なところ、何が必要なのか
何が良かったのか何が良くなかったのか…
私にはわかりません。
ただ、素人目にも
子どもが表情が柔らかくなっていって
お互い(里親にも里子にも)、個々に問題があったとしても
一緒に少しずつ少しずつ乗り越える波が
穏やかになってくるのと
波が来そうな予想が立てられるのも
きっとただひたすらに
「同じ場所で、同じ人と、環境を変えずに、同じルーチンで、温かい食べ物を共に食べる」ということを同じように繰り返すことが
ものすごく大切で、
ものすごく癒しの力になることを子どもたちから教わっています。
でも、温かい食べ物と一緒に過ごす人がいることだけではだめでとにかく「時間を一緒に過ごす」こと。
これがなんと驚くほどの大きなチカラなわけです。
コミュニケーション力が問われる仕事だと思っていて、里子たちの持つ見えない間合いにゆっくりゆっくり入っていって、硬くなった皮を一杯一杯なでで柔らかく柔らかくしていくイメージです。(イメージは)
「表情が柔らかくなった」
「俺のジョークに声をあげて笑うようになった」
「(娘と)仲良くなってくれている姿を見て、やっぱり子ども同士の持つチカラってすごいと感じた」
「ゆっくりでいいから選べるチカラがつくといい」
一緒に里親をやってきた夫から・・・
と、いうよりも…
私のおつきあいに里親を強いられた夫の口からそういった言葉が出ることが
とてもすごいなぁと感じて尊敬しています。
「選べる」
今日はこのことについて、私の視点からのお話をしたいと思います。
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