他力(ときどき自力も)で楽しむ読書#68

 世間的にもご時世的にもやりにくくなったことのひとつに「立ち読み」があげられる(※個人の感想です)。書店・コンビニと気になるものをすべて買っていたらとてもでないけれどお金が持たない&雑誌の場合は掲載されている作品に目を通すわけではないという理由で毎日何かしらの雑誌・単行本などを読んでいた時期もあった。主に週刊発売の漫画雑誌が多く、はじめは目当ての作品だけ読んでいたのだけれど、たまたまその前後に掲載されていたりなどで目にして次号からはその作品も欠かさず読むケースが自分の場合ほとんどである。「木曜日のフルット」も、目当ての作家さんが連載している時期にたまたま巻末を読んで癖になり、電子版を全巻揃えた現在でも毎週追っかけるファンになってしまった。
 この作品、ネコも人もどっかしら我が強いキャラクターばかりで、全くの善も悪もごっちゃになっているところが好きなのである。
 主人公(?)のフルットもペットショップ脱走の過去があり、飼い主の鯨井先輩もきちんと面倒は見ていないのだけれど、こんな関係いいなあと思う。ときどき理解に苦しむオチがあるのもご愛敬。来月の新刊が楽しみ。

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