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【採用再開】小杉湯原宿のオープニングスタッフを募集します!

こんにちは。
株式会社小杉湯の代表を務めております、平松佑介です。

僕は、小杉湯で生まれ育ち、8年前の2016年に小杉湯を継承しました。継承して以来、目標は変わらずただ一つ。小杉湯を100年後も変わらない建物で続けることです。

当たり前のように家にお風呂がある時代に、社会に銭湯は必要なのか。必要なのであれば、どうすれば小杉湯を残していけるのか。毎日そんなことを考えながら、今日まで経営をしてきました。

そんな葛藤の最中、とあるご縁があり、神宮前交差点に誕生する新たな商業施設「東急プラザ ハラカド」に銭湯を作ることとなりました。詳細や経緯、小杉湯としての思いは、このnoteを読んでいただけたら幸いです。

開業は今年4月。90年続いてきた小杉湯で初となる「オープニングスタッフ」の採用です。ご興味のある方は、ぜひ応募してもらえたら嬉しいです。

◼️小杉湯原宿 アルバイトスタッフ応募フォーム【締切:2月20日(火)】https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf9-JXrwmYzmZBIY_hL0t-mrdDZTSuiW5G4K2INnNZm93myZA/viewform

※2024年2月11日現在、正社員の募集は終了しました!


小杉湯は、高円寺にある老舗銭湯です。

まずは高円寺にある小杉湯を紹介させてください。

小杉湯は昭和8年創業。
小山さんが杉並区に建てた銭湯だから「小杉湯」。僕の祖父が小杉湯を買い、今日まで三代に渡って経営してきました。

初代から変わらぬ宮作りの建物。

初代から変わらぬミルク風呂。

モットーは、祖父の家訓である「きれいで、清潔で、きもちのいいお風呂」。

真っ白なタイルは、少しのカビや汚れも目立つため、365日気を抜くことができません。そんな浴室を日々の清掃で真っ白に保つことができれば、お風呂に入ってくださるみなさまに、よりきもちのいい体験をしてもらえるのではないか。そう思い、白くて明るい浴室にこだわり、今日まで営業を続けてきました。

名物は、熱湯と水風呂を交互に入る「温冷交互浴」

僕の両親が2004年に改修し、地下水を汲み上げた掛け流しの水風呂が誕生しました。水風呂の注ぎ口の陶器は僕の母が陶芸を習って手作りしたものです。

僕の代になってから、基本的な設備や、名物のミルク風呂、モットーは何も変えていません。

その代わり、どうすれば「昨日よりもきもちのいいお風呂に入ってもらえるか」に向き合い、入浴剤やタオル、POPのデザインなどに力を入れてきました。

振り返ってみると、初代から続く小杉湯らしさは何も変わっていませんが、そこに関わってくれるみんな、そして僕の大切にすることが掛け算され、今の時代における「小杉湯らしさ」が少しずつ形作られている感覚です。

「小杉湯原宿らしさ」を一緒に作りたいです。

小杉湯原宿も、大切にすることは高円寺の小杉湯と何も変わりません。

浴室は高円寺同様に、真っ白なタイル。丸い鏡。サウナは無く、熱湯と水風呂で楽しむ温冷交互浴。毎日入れるミルク風呂。モットーは「きれいで、清潔で、きもちのいい」お風呂を沸かすこと。

小杉湯原宿のイメージパース

ただ、何もかも高円寺と一緒では上手く行きません。大切な思いを変えることなく、そこに原宿らしさを掛け算していきたいと思っています。

原宿に銭湯を作ると決めてから、原宿や表参道エリアに足を運ぶことが増えました。地域に住む皆さま、原宿周辺で働く皆さま、原宿に思い出がある皆さま。可能な限り多くの皆さまと話す中で、少しずつ「小杉湯らしさ」だけでなく、「小杉湯原宿らしさ」が大事なんだと気づきました。

銭湯は、街に根ざすお風呂屋さんです。

小杉湯が高円寺という場所に根差したお風呂屋さんなら、小杉湯原宿は原宿に根差したお風呂屋さんです。であれば、この街の匂いや風土、歴史が染み込むような場所にしたいと思いました。

集まるオープニングスタッフのみんなで、そして高円寺からともに原宿へ拠点を移し働いてくれる正社員のみんなで。これから先、小杉湯原宿に関わってくれるみんなで。小杉湯原宿らしさを形作っていけたら嬉しいです。

少しでも心が動いたら、お話できると嬉しいです!

さて、小杉湯原宿の募集をする上で、どんな方と一緒に新店舗を作りたいかをお話しさせてください。

まず、小杉湯に来たことがない人でも大歓迎です。
高円寺という街に足を踏み入れたことがない人も大歓迎です。
原宿に行きつけのお店がなくても、たまにしか行ったことなくても大丈夫です。
銭湯に慣れ親しみがない方でも大歓迎です。

それよりも、小杉湯が大切にすることや、原宿という街に根ざした銭湯を一緒に作っていくことに共感してくださったら、それが何よりうれしい動機です。


もし迷っている方がいれば、一度神宮前交差点に足を運んでみてください。

この場所に銭湯を作ること、この場所に通うことを日常に”したい”と思えたら、きっと何かのご縁がある気がします。

募集要項

小杉湯原宿での働き方は二つあります。

一つはアルバイトスタッフ。おおよそ週に20時間以上(週3~4以上)働けるスタッフを募集しています。1月から2月にかけて複数回、説明会を開催しておりますので、まずは説明会にご参加いただけると嬉しいです。

もう一つは正社員スタッフ。この場所を本業にしたいと思う方はぜひ正社員として応募いただけると嬉しいです。小杉湯原宿は、小杉湯以上に多くの事業が走る場所です。ポジションや具体的な業務内容は、お会いした方と1対1で向き合いながら決めていきたいと思っています。
※2024年2月11日現在、正社員の募集は終了しました。

◼️小杉湯原宿 アルバイトスタッフ応募フォーム【締切:2月20日(火)】
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf9-JXrwmYzmZBIY_hL0t-mrdDZTSuiW5G4K2INnNZm93myZA/viewform

ご不明点や質問事項がある方は、以下のアドレスまでお気軽にご連絡ください。

recruitment-kosugiyuharajuku@kosugiyu.co.jp

新たな出会いが生まれることを心から楽しみにしています。

最後に

銭湯のない街に、銭湯に入る文化を作ること。
どんな方でも来れる、誰にも閉じない銭湯を作ること。
あの神宮前のど真ん中で、素になれる場所を作ること。

実現するために出来ることは、「ただひたすら毎日営業すること」しかないと思ってます。文化は日常の営みの積み重なりでしか生まれません。小手先のテクニックで「銭湯らしさ」は生まれないと、日々痛いほど感じています。

だから、1年目の小杉湯原宿の目標はあまりないんです。
まずは10年後まで毎日営業を続けること、やめないこと。
その先の10年で、次の風景を作ることが目標です。

何十年と営みを続けている全ての銭湯に心からの敬意を込めて。小杉湯原宿を開業します。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

株式会社小杉湯
代表取締役 平松佑介

写真:篠原豪太

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