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〜就活の違和感④〜 嘘の大罪

1、嘘じゃないという大前提

使い古された言葉ではあるけど、就活は結婚のようなものとよく言われています。

改めて、これは言い得て妙だなと。

お見合いでも恋愛でも、本当にお互いのことを理解し、知ることがスタートライン。

これを間違えると、どこかでお互いが必ず不幸になる。

これは、就職にも言えること。

学生だけでなく、企業もお互いの本当の姿を見せ合うこと。

その中で、良い部分も悪い部分も分かった上で、お互いが一緒になる。

本当にその決断が幸せかなんて未来の話は置いておいて、ここがスタートラインであることは間違いない。

そんな時、学生さんや会社の人事担当者は意識的に・無意識的に嘘をついてはいないだろうか?

今回は、そんな嘘の罪についてのお話しです。

2、他人への嘘

嘘にも2種類の嘘があると思っています。

1つ目は、他人への嘘。

これは、私なりに言い換えると「事実の嘘」と大別しています。

流石に、学歴を詐称している人は見たことがありませんが、就職活動の時期になってくると、サークルの代表やら副代表、バイトリーダーみたいな人が増えてきます w

確かに、採用する立場の人間に能力が無いとファクトだけを重視する人が一定程度いるのは事実で、こうしたタグ付けをすることが無駄だとは言いません。

でも、本質的には全く意味がない。

本人が、どんな立場の人間であれ、その環境の中で、どう感じ、どう考え、どう行動し、どう失敗・成長をし、改めてどう動いたかというプロセスの中にこそ、その人の本質を映す鏡があります。

これは学生さんだけじゃなく、企業の担当者にも同様のことが言えます。

会社や担当者本人が、これまでの歴史の中で、どう感じ、どう考え、どう行動し、どう失敗・成長をし、改めてどう動いたかというプロセスの中にこそ、学生さんが本当に知りたい情報が含まれています。

お互いが、裸の自分を見せ合えたら良いのになと思います。

3、自分への嘘

他人への嘘は、割と簡単にメッキが剥がれますが、厄介なのは自分への嘘です。

これは、大別すると「解釈の嘘」と理解しています。

人間は、何かの事実に対し、

認知

解釈

行動

というプロセスを踏んで、結果と感情を取得します。

ここでいう、解釈の嘘が、本人も無意識のうちに捻じ曲がっているケースが結構多いです。

ちょっと難しいかもしれませんが、世の中、事実を正しく認知・解釈しないと、その後の行動が的外れなものになってしまうもの。

全て自分にとって都合の良い解釈をする癖が付いている人は、正しく前に進むことはできません。

簡単な対処法はありませんが、「現実を直視する」ということが、大切な一歩だと思います。

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