初日_21

気づき①

先ほどの投稿で

「チップ詰めといて」

のくだりを紹介し、今それをやってきたのだが、やっている途中に気づきがあったのでここに言語化しておこうと思う。(すぐ忘れちゃうので)

 というのも、今さっきまではチップ詰めの作業に対して「舐められている」という認識があったのだが、よくよく考えてみるとチップは生命科学の研究では必ず使う必須品であり、「自分が使う(かもしれない)ものを自分で用意する」というのは当たり前の事だし、裏を返せば自分で実験をやらせてもらえるという事だ。
 これまでは「実験をやるのは当たり前」と考えている節があったが、マカオ大学側からしてみれば突然来たジャパニーズ学部生(しかもよく分からん大学)が自分たちの聖域で好き勝手やり始めることの方が無理がある。それを考えると、一週間目で実験器具を任せてもらえたのは喜ぶべきだと思った。

 また、IAESTEの「インターン」に対する考え方も少し変わった。
これまでは「仕事の内容」「経験」にばかり目が向いていたが、それよりも持っている自分のスキルを新しい環境でどうやって発揮していくかという事を考え、実践する絶好の機会だと思った。どんな場所でも何事も突然高跳びするわけにはいかず、地道に信用なり何なりを積み重ねないといけない。せっかく良いスキルを持っても発揮されなければ意味がない。頭では分かっていたけど、こういう事なのか!と肌で感じられたのは凄く価値のある事なのではないかと思う。

 そう考えると、これまで「インターンと言えば企業だから、大学だとインターン感ないな~」と思っていたのだが、大学も実戦の場である事には変わりはない。練習ではない。そう考えると、重要なのは場所ではなく、「言語・文化も異なり、自分の事を何も知らず、自分の信用が全くない環境」の中で自分の立ち位置を確保する事こそがインターン(就業体験)の第一歩なのではと思えた。

 外国では「企業が人材を育てる」という文化がほとんどない。新卒採用という決まりが無いからだ。別に外国に限らなくったって、日本でもこの考えは必要だと思うし役に立つと思う。そう考えると学生のうちから上記の事に対して当事者意識を感じられる事もIAESTEのメリットの1つなんだなと思えた。

突然意識他界系になってごめんなさい。
メモだと思ってください。

写真はマカオに来る途中に寄った香港の「マカオレストラン」で食べたマカオ名物「ポークチョップバーガー」です笑
マカオに来たときは是非ご賞味くだせえ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?