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蓋暗渠を遡って金子厳島神社(調布)へ

こないだ友人と自転車でウロウロしていたら、良い感じの蓋暗渠に出遭いました。野川に注ぐこの流れは、どこから来ているのか。その日は時間が無かったので、今日になって改めて辿ってみました。

まずは野川合流部から。いわゆる「蓋暗渠」は自転車で通るとコトコト音がして楽しいです。夜間などは近所迷惑に注意したいところ。

他にも自転車の人をちょこちょこ見かけました。平坦で車が入って来ない暗渠には「カーフリー」空間としてのポテンシャルがありますね。

車道と並走している区間。線形と蓋の短辺の断面が凄く良い感じです。

そして再び暗渠のみ区間へ。やはり自転車移動に活用されている模様です。

間もなく京王線にぶつかって行き止まりに。この流れの脇には農地の残っているところが散見されます。

京王線をくぐった先。少し回り道が必要です。

この辺りを市の公園関係の部署は「菊野台緑道」と呼んでいるようです。

国道20号線を渡った先はショッピングモールの脇を通るアスファルト舗装。

ここから進んだところで流れを見失いましたが、少し探すと細い開渠の水路が見つかりました。ドーン。

水路を上流に辿った突き当りは行き止まりのように見えますが・・・。

実は右にカクッと曲がって続いていました。なるほど。

道路に出て左に曲がると厳島神社があります。神社に向かって左手に中途半端な歩道があるので、水路は恐らくその下を通っているのでしょう。

丸っこい造形で、毛や肌、爪などの表現も凝っている垂れ耳の狛犬さん。阿吽の違いも微細ですね。

境内に池がありましたが、水は枯れています。ここは国分寺崖線沿いの少し奥まったところで、かつては湧水があったそうです。

というわけで、この湧水が流れの源のようです。社が崖線の上や斜面ではなく下にあるというのが、厳島神社らしい点といえるでしょうか。神仏分離以前は弁財天稲荷合社と呼ばれていたとのこと。

短いながら、なかなか良いマイクロアドベンチャーでした。ではまた!

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