まず始めに突っ込んでおく。「夫婦じゃないけどな」
いいのさ、もう誰にも遠慮せずに気兼ねせずに二人でいられるのだから。
義実家やら付き合いやらに遠慮しているそこらの夫婦よりも濃密な二人の世界に住んでいる。

無駄遣いストッパー

　先日、底値調査をしたが調べられなかったドンキホーテにfinoを買いに行った。ヘヤケア売り場で目を皿のようにして何周しても見つけられずに小麦粉やら卵を買ってレジを通り、店を後にしようと出入り口でfinoの山を見つけた。しかも２個買うと更にお得セールになっていた。一瞬戻ろうかと思ったけれど面倒で諦めた。
　更に昨日、西友にfinoを買いに行く途中でお買物リストを忘れた事に気が付き、道すがら買うべき物を思い出しつつ歩いていたのに、finoだけ思い出さず、帰り道の途中で思い出した。

　流石に気が付き、そして説明をした。
「あのね、確かにこの１年でいろんなヘアケア用品買って、使い切らず、そしてほとんど使っていない物もあるけどさ、髪の毛うねって、広がってパサついてるのが嫌なの。歳取ると今まで通りじゃダメな事もあるじゃん。ツヤ髪になるだけで朝からモチベ上がる気がするの。美容室でツヤ髪ストレートなんてしたら何倍もお金掛かるからコスパいいのよ！（ダメだったら無駄になるかも知れないけれど..）」

彼が亡くなってから存在感を示すのが無駄遣いストッパー。前回、再就職前に冬服を何着かネットで購入しようとした時にはクレジットカードが通らなかった。カード会社のコールセンターに連絡して使えるようにして貰った後に再トライした時には気分が萎えて数点少なくした。

　そして今日、100均の入っているホームセンターでfinoを１点買いした。
西友で買うより42円安かった...。微妙な敗北感と達成感を味わう。100均で簡単に買い物を済ませて、欲しかった物がイメージと違っていたので無印がある駅前へと足を向ける。

夫婦喧嘩

　来週、会社の健康診断に行く経路を横切る時に、健康診断の前日に食べるといい物って何だろう？と一瞬考えた所から脳内連想ゲームが始まった。

たまごサンドとかいいかな→最後の晩餐もたまごサンド食べたいな→彼の最後の晩餐はワタリガニのクリームパスタを食べ損ねたんだったな（調理中に具合が悪くなった）
この時、急に涙がこみ上げて来て泣きそうになって、無駄遣いストッパーが介在している事に気がつく。足止めのさせ方がエゲツない。

「あのね500円のカードケース用リール付きストラップ買うのが贅沢なの？人には貧乏生活させておいて、自分だけ浮気相手と外食してる方が無駄遣いでしょ。←〈new 伝家の宝刀〉 今日買うのは、リールとペンとインスタントコーヒー。どっちが無駄遣いよ」

　脳内とはいえ、夫婦喧嘩するとは思っても見なかった。グリーフを卒業するとこうなるのか!?

年末

　卒業したとは言え、クリスマスやら正月飾りの売り場を見るとシラケた気持ちになるだけだし、年賀状を少しは用意した方がいいのかも知れないけれど「おめでとうございます」とは言う気持ちにはならない。
　ただ、バタバタと忙しい時間を与えてくれて体を動かせられる職場に行く事ができるのは、寒い冬には有り難い。
同僚たちは皆、忙しいのに暇な部署と給与が変わらない事や、人手が足りなくてバタバタしてしまう環境に不満があるようだけれど...、今までの環境がブラック過ぎたのか、体は楽だし、仕事もシンプルだし、途中でしっかり１時間休憩時間があるし、私は超絶ホワイト企業を実感してヌクヌクとユルユルして過ごしている。
　12月は超絶繁忙期らしい。お祭りは好きだ。繁忙期なんてお祭りみたいなもんだろう。祭りが終わればしがない日常にしか戻らない。だったら精一杯参加してくたくたに疲れてみたい。

業務連絡
you tubeで家田荘子さんが「目を閉じると知らない人の顔がいっぱい視えて、あぁ一杯ツイてるんだなぁと」(13'15") 仰っているのを見て、君がずっと居てくれていたのを理解できた。これからもよろしく！
　無駄遣いストッパー機能もこれまで通りで大丈夫。どうしても欲しかったらまた言うし、夫婦喧嘩するのも今まで通り。喧嘩で何を言い合っても、次の食事の時間までには仲直りも今まで通りでOKだよね？