複数人の考えを使おう
シアトルに来て,もうすぐ2ヶ月が経つ。帰国まで折り返したところ。
この1ヶ月でいくつかのTech系セミナーやMeetupに参加してきた。
日本人が持っていないマインドを彼らは持っていると感じた。
それが日本人がこれから持つべきモノの一つだとも思う。
アメリカはディスカッションの文化であることは,日本国内でもよく言われる。僕もそうだと知っていた。
その通りで,こっちの学校の授業中はよく話し合うし,Meetupでは,各々の持ち寄った知識や経験を惜しげもなく話していた。
そこで日本での授業のディスカッションと何が違うかを考えてみた。
簡単に言えば,答えの照らし合わせではなく,答えに至るまでのプロセスのすり合わせに重点があると感じる。
その答えが正しいとか間違っているとかは,大きな問題ではなく,考えのフローが大きくずれていないか,他に最善の方法はないかを相談していた。
彼らは,個人で動くより少人数の集団で動くことを前提としていることが多い。
少人数というメリットを十分に生かすために,答えが決まっている問題でも,答えが決まっていない問題でも,多くのバリエーションで解決プロセスを探している。
そして,この国は,言わずと知れる多民族国家。
バックグラウンドが多様な人が解決プロセスを出し合えば,求まった答えは,1人で考えるモノよりはるかに良いものになっているんだろうと想像できる。
アメリカが世界一の国として,存在し続けられる理由を少しだけ知れたような気がした。
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