【落語編】くっしゃみ講釈

こんにちはkotaaaaaaaaです。
今回紹介する落語はくっしゃみ講釈です。

主人公の男は彼女と夜半逢い引き中に、犬の糞を踏んだ講釈師によって逢い引きを台無しにされ、そしてそのことがこじれて彼女から一方的に別れを告げられてしまった。なので、仕返しに講釈師が語り始めたら、小さな火鉢(暖を取るために観客に配られている)でコショウの粉をいぶして、その煙を吸わせるというものだった。こうすれば、講釈師はくしゃみに見舞われて、講釈をまともに語れなくなり、困り果ててしまうだろう、というのだ。何とかコショウを注文できたが、コショウは品切れだった。店主が「唐辛子の粉もくしゃみがよく出る」と言うので、主人公は薦められるままに唐辛子を買った。ふたりは計画通りに唐辛子の粉を火鉢にふりかける。すると、講釈師の語りは、声が上ずったり裏返ったり、同じ個所を行ったり来たりと、メチャクチャになり、とうとうくしゃみが止まらなくなってしまう。ふたりは講釈師にヤジを浴びせて帰ろうとする。講釈師が男に「何か故障でもおありか(何か文句があるのですか)?」と訊くと、男はすかさず次のように答えた(サゲ)。「コショウがないから、唐辛子」

是非皆さんも聞いてみてください。

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