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【読書】「カルト」はすぐ隣に(前編)

こんにちはYouthです。今回紹介する本は、「カルト」はすぐ隣にという本です。前編では、麻原の生い立ち、オウム真理教について解説します。後編では、カルトに引っかからないないために意識するべきことを解説します。

エッセイ編では、自分が感じたことを書きます。

最近、安倍首相の銃撃の動機が旧統一教会だったとしてカルトや霊感商法が話題になっています。そんな中、カルトを理解するのにピッタリな本だと思います。この本は、麻原彰晃のおいたち、オウム真理教の主な出来事、オウム真理教にはまった若者の日記、そして、カルトに引っかからないための対策について書かれています。この本を書かれたのは、江川紹子さんというジャーナリストです。この人は、一度オウム真理教に命を狙われています。それでも、世界に発信を辞めないのは、尊敬です。

麻原の生い立ち

1955年3月2日、熊本県八代市の畳職人の家に生まれます。智津夫は、小学一年生県立盲学校に転校しました。彼は、生まれながらにして左目がほとんど見えませんでいした。それは、経済的な理由もありました。それで、当時から、お金への執着心が強かったそうです。体格がよい彼は命令されると断れない怖い存在でした。教師も世話を焼きました。卒業前には、総理大臣になると宣言していました。卒業後、鍼灸院で働きます。しかし、うその薬を売りさばき、薬事法違反で逮捕されまいした。その後、鍼灸院を辞めヨガ道場「オウムの会」を設立します。そして、オウムの会が、株式会社オウムになります。その頃、麻原には大きな野望がありました。シャンバラという理想郷を神軍を率いて作るという野望です。

オウム真理教

今後重要になるポアという言葉について解説します。ポアとは、魂を高い世界に移し替えるという意味でつかわれていましたが、殺人と同じ意味でしょう。そして、オウム真理教と名称を変更します。宗教法人とすることで、得た収入については税金がかかりません。ある日、富士総本部道場で事件が起きます。100に修行という厳しい修行をしていた25歳の男性が大きな声で道場内を暴れます。頭を冷やさせろと命令された信者たちは、その男性を風呂場に頭を突っ込ませます。すると、やりすぎた余りか死んでしまいました。遺体は、ドラム缶で焼き隠蔽することにしました。それを見て辞めたいと思った男性もポアします。このころから、オウム真理教の歯車が来る出すのです。そして、オウム真理教によって被害を受けた人たちの弁護をしていた坂本弁護士をポアする計画を打ち出します。計画は実行され、坂本弁護士一家をポアし、遺体を山の中に埋めました。これが、坂本弁護士一家殺害事件です。しかし、当時のメディアが追及しきれないまま、報道回数も減りました。そして、真理党として選挙に出ます。落選します。また、供託金として5000万円を失います。これらが原因で麻原の無差別殺人につながっていきます。そして、オウムは、裏で、武装化するために、生物兵器を開発し始めます。最後に、最悪の事件である地下鉄サリン事件を起こします。現在は、重要な幹部らは、死刑になりましたが、教団名をアレフと変えて今も教義は、受け継がれています。

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わかりやすい動画があったのでリンクを貼っておきます。






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