突然、漠然とした不安に陥ることがあるんだ。

そんな時はだいたい周りの誰かと比べているか
過去と未来の自分を比べているんだよね。

他人の比べる必要なんてないのに。
過去も未来も、そんな自分は存在しないというのに。

過去があって今がある
今があって未来がある

そう錯覚しちゃうよね。

でも、僕らにあるのは『今』だけなんだよ。
僕らは今にしか存在できない。
過去や未来は、今に存在している僕らには無いモノなんだよ。

あると錯覚しているだけなんだよ。

過去は、その時の自分にとっての今
未来は、未来の自分にとっての今

僕らが生きてるこの世界は『今の連続』なんだよ。

僕らが不安になるのは、
その存在しない過去にとらわれて
存在しない未来を想像しているからだよ。

僕らの体も魂も想いも全部、存在しているのは今なのに。

もう一つ面白い話をするね。
過去は存在しないって言ったもう一つの理由。

今が過去を決めるんだよ。

どういうことなのか。
普通なら、過去があるから今がある！って思うよね。
でもそれはちょっと違う。

過去への意味づけを変えてみて。

過去の経験自体じゃなくて、
その経験にどんな意味を持たせるかによって、過去は変わるんだよ。

例えば、『昔大好きな女性に振られてしまって、それ以来誰かを好きになるのが怖くなってしまった』っていうトラウマがあるとするね。

そのトラウマの原因は、
『大好きな女性に振られてしまった』事だよね。
この振られてしまったっていう経験だけにフォーカスしちゃうから、今の自分が人を好きになれない。ってなっちゃう。

でも、振られてしまった事に、
こんな意味づけをしたらどうだろう？

僕はこんなにも好きになれた女性がいたんだ。
彼女のおかげで、人を好きになれる事は幸せって事を知れたんだよなぁ。

振られた事実 → もう辛いから人を好きならない！
振られたけど、誰かを好きになるって幸せなんだなぁ → また誰かを好きになりたい！

こんな違いがあるよね。
トラウマなんてこの世に存在しないんだ。

今にフォーカスして、生きていたら
過去を、今が変えるし
過去にとらわれる事もなくなるんだよ。

だから、過去なんて存在しないんだ
存在しているようで、
それは今の自分が勝手に決めてる幻想なんだよ。

幻想だったら、今の自分の都合の良いように書き換えちゃえばいいんだよ。

そしてその幻想にとらわれる事なんか
なくなるんだよ。

過去の辛い経験も
過去の栄光も
全部今の自分次第なんだよ。

今にしか存在できない僕らは
今目の前の景色を大切にしていくしかない。

過去でも未来でも無い。
今僕らが生きてるこの瞬間に、僕らは集中するんだよ

そしたら、未来への漠然とした不安もなくなるよ。

だって未来も今の連続でしかないから。
未来も今だから。

今目の前の世界を
僕らが生きている世界を
一生懸命に生きるだけで

ほら、不思議と不安が浄化されていくよ。

こーた