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ROXX CTO Laravel / Vue.js / Nuxt.js / AWS / terraform 技術ネタや色々書いていきます

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0から始めるエンジニア採用広報〜もしくは人に認知してもらうということ〜

こんにちは kotamat です。 ROXX(旧SCOUTER)という会社にてCTOをやっております。 僕は2年前の4月にCTOとして入社し、エンジニアリングも行いつつ、ある一つの軸に基づいたエンジニア広報を行っておりました。2年以上経過し、おかげさまで優秀なメンバーを採用することができ、一つの体系化が実績を伴った形に昇華できたため、今回記事を書くことにしました。 1万文字以上の長編となってしまいましたが、2年間やってきたすべてを記載しているので、内容としては知見に富んだ内容

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    • CTO室_FY10の振り返り_LLMを使ったプロダクトバリュー創出の検証と苦悩

      ROXXでは10期(2022/10~2023/09)の振り返りとして各部門長からのnoteを掲載していきます。今回はCTO室の振り返りをさせていただきます。 今回は前回の振り返り記事で上げた内容の振り返りと、新たなミッションであるLLM(Large Language Model)を使ったプロダクトバリュー創出の検証と苦悩について書きます。 前回の記事の進捗前回(FY09)の記事はこちらです。 こちらの記事では、下記のようなミッションを掲げていました。 ここに関しては、

      • ChatGPTの構造化にはTOML形式が良さそう

        ChatGPTを使ったテキストの構造化を行うタスクをいくつか進めていく中で、どういうフォーマットが構造化に向いているのかというのは非常に重要な要件になるかと思っています。 よく聞くのはJSON形式にはなるのですが、果たしてLLMにおいて最適なのかを考え直した時に、TOML形式がベストなんじゃないかというのが現状の答えなのでそこに至った理由を紹介していきます。 本件は先日開催されたLLM Meetup Tokyo #2のLTで紹介させていただきました。 lu.ma 当時発

        • LangChainJSとZapierNLAを使用したBigQueryクエリ実行におけるGPT-3.5とGPT-4の比較

          この記事では、LangChainJSとZapierNLAを使用してBigQuery上でクエリを実行し、GPT-3.5とGPT-4の性能差を比較しました。 背景LangChainJSとZapierNLAは、2023年3月16日に連携を開始しました。これらのツールは、自然言語処理 (NLU) 技術を用いて、高度なタスクを実行することができます。 この統合により、自然言語APIインターフェースを通じて、Zapierのプラットフォーム上の5k以上のアプリと20k以上のアクションにア

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          CTO室の振り返り~権限拡張と権限委譲~

          ROXXでは9期(2021/10~2022/09)の振り返りとして各部門長からのnoteを掲載していきます。今回は第1回としてCTO室の振り返りをさせていただきます。 今期は職務範囲を広げることと、権限委譲がメインの1年だったので、そのあたりを重点的に振り返っていきます。 CTO室の組織の変遷まずはCTO室のミッションがどのように遷移したのかを振り返ってみます。 ※このセクションは長くなってしまいましたが、本記事においてさほど重要ではないので読み飛ばしてもらって大丈夫で

          CTO室の振り返り~権限拡張と権限委譲~

          CTOがプロダクトマネジメントに本気で取り組んで見えてきたエンジニアリング組織のセオリー

          CTOとしてプロダクトマネジメントに軸足を置いてから半年ほど経過し、エンジニアリングマネジメントの観点で新しい気付きがうまれてきたので、記事にしてみる。 この記事で述べることこの記事では、back checkでプロダクトマネジメントをする上で試行錯誤してきた内容を踏まえ、プロダクトマネジメントを遂行する上で必要な人のアサインとキャリアについて言及していこうと思う。 まずは「back checkがプロダクトマネジメントの観点でどういう課題に直面したか」を述べた上で、「組成した

          CTOがプロダクトマネジメントに本気で取り組んで見えてきたエンジニアリング組織のセオリー

          Udemyのデータサイエンティストコースを一通りやった

          PMとしてデータを正確に把握することは非常に重要だと考えたときに、統計学的な有意性、ディープラーニングを用いたより正確なデータモデリングの作成において体系的な知識が必要になると感じ、Udemyを探していたところ 【世界で37万人が受講】データサイエンティストを目指すあなたへ〜データサイエンス25時間ブートキャンプ〜 という講座が95%OFFで販売されており、興味本位で購入してみた。 実際にやってみたら定価でも十分なクオリティーであり、自分のような非データサイエンティストでも理

          Udemyのデータサイエンティストコースを一通りやった

          面接で「採っちゃいけない人を見極める」暇はあるのかを考える

          2022年そうそう、採用人事界隈がホットな情報で賑わい、一旦静まったところに、燃えそうなネタを投稿してみる。 自分自身開発メンバーの採用を行っており、かつ back checkという事業の開発の立ち上げやPMをやっているという関係から、主題に関しては考えることが多い。 ここに関しての自分の考えを書いていこうと思う。 この記事で話すこと「採用選考」そのものの難しさ その難しさを解消するための考え方 選考プロセスのあるべき姿を考える 採用選考は解決しないといけない問題が多

          面接で「採っちゃいけない人を見極める」暇はあるのかを考える

          アジリティーを高めるために目的不確実性をコントロール下に置く

          最近PdM活動を行っている中で、アジャイル開発における対峙する不確実性の捉え方を変える事によって、生産性が大きく向上しそうな体験を感じることができたので、言語化してみる。 想定読者リリースした後にCSから「これじゃ使えない」と言われる 振り返りの場で顧客価値について言及されない リリースしたのに使ってくれているのかどうかわからない 本当に使ってくれるかわからない のに長期間開発してリリースしている 施策を計画的にリリースすることに重きを置いている アジャイル開発は

          アジリティーを高めるために目的不確実性をコントロール下に置く

          PMの期待値は何であって何ではないのか

          で紹介したとおり、最近PMをやっている。PM活動の中でPMに対しての期待値について考えることがあったので、現時点で考えていることを書いてみる。 PMがやるべき活動=BSに響くものを作っていく前回の記事にも紹介したとおり、プロダクトマネジメント=PL思考と開発生産性向上の間だと考えている。 「まずこれを作ることによって、それ以降時間経過とともに利益が上がっていく算段があるもの」を特定し、それがある状態にすることが経営戦略の観点からPMがやるべき活動として定義できるのかなと考

          PMの期待値は何であって何ではないのか

          CTOがPMをやる事になった背景とそのための準備、これからやっていくこと

          この記事は「プロダクトづくりのための挑戦とその成功・失敗談を綴るアドベントカレンダー powered by プロダクト筋トレ」の11日目の記事です。 ROXXにCTOとして入社して4年半ほど、今まで技術と名のつくものは一通りやってきたのだが、「技術」にフォーカスし続けることの限界を感じ始めたため、2021年10月ころからPMとしての活動を徐々に増やしてきている。今回はそこにいたった背景と、今後やっていこうとしていることについて述べようと思う。 今までやってきたこと未経験C

          CTOがPMをやる事になった背景とそのための準備、これからやっていくこと

          脳内コンテキストスイッチの最適化

          CTOという、様々なAccountabilityが集約されがちなポジションを担っている関係上、今回の主題に上げているコンテキストスイッチにはずっと直面してきた。 まだこのコンテキストスイッチの課題を完全に解決できてはいないものの、現状の対策方法をメモし、あわよくばうまくやっている人からのFBを貰えるといいなぁと思い、記事化することにした。 コンテキストスイッチとはもともとはCPUのマルチタスク/割り込み処理の話から作られた言葉。一つのCPUで複数の処理を実行する際、すでに

          脳内コンテキストスイッチの最適化

          飛躍した合理的アイデアを考える5ステップ〜集中、空白、整形、発揮、格納〜

          こんにちは kotamat です。 こんな人です↓ 今回はクリエイティビティを求められる場面でどのように思考するのかを紹介させていただきます。 クリエイティビティを求められる場面知的労働者の方は特に、日々クリエイティビティを求められているのではないかと思います。僕はエンジニア出身CTOですが、エンジニアには - アーキテクチャ選定 - 技術選定 等を含めたクリエイティビティを日々求められるわけですし、CTOになると上記に追加で - 技術組織の理想像 - 評価基準の策

          飛躍した合理的アイデアを考える5ステップ〜集中、空白、整形、発揮、格納〜

          kotamatとは何者か

          こんにちは kotamat です。 順番が前後してしまいましたが、noteにて自分の考えを発信していくことにしました。知らない方も多いと思うので、一度僕の自己紹介と、根底にあるモチベーション、それを形成した原体験を紹介したいと思います。 ざっとプロフィールROXX(旧SCOUTER)CTO。就活当時からベンチャーに絞った就活をしており、就活仲間と一緒に大学4年のときにクーポンサービスを立ち上げ。内定を別の会社で得るも、大学卒業直後に倒産。クーポンサービスを支えてくれていた会

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