文系人間がAIコーチを作ってみた
ChatGPT、使っていますか?
私の今年の目標の一つに、昨年に引き続き『AIを活用した生産性向上』をあげています。
ChatGPTは、文章作成において、なくてはならないパートナーです。AI任せにして、全てを丸投げにするのではなく、思考整理や新たな視点の発見を助けてもらうような活用をしています。この表現だと伝わりやすいよね!と気づきにつながることも多いです。実際に、2月に発売予定の雑誌記事を執筆する際には、サポートしてもらいました。
ChatGPTの応用方法を模索するなかで、AIコーチ作成のためのプロンプトを見つけました。早速実装し走らせてみると、日々の3分間コーチングのような手軽なものならば、すでにGPT4.0で事足りるのではないかと感じました。
これをより自分に合う形でファインチューニングしていけば、自分のためだけのコーチを作成できるでしょう。実際、私が実装したプロンプトでのGPTとのやり取りはこんな感じです。
『最後に、##価値観/人柄について伺います。自分を動物で表すと、どんな動物だと思いますか?』
この部分が謎なやり取りになっていますが、サラッと流してください(苦笑)
「自分を動物で表す」というプロンプトは、引用もとから拝借しているので、ここは早速変更します。
いかがでしたか?
一日の仕事はじめに、振り返りのために少し対話するくらいのパートナーとしてならば、これで良いと思いませんか?
例えばこれを、毎日の仕事開始時に特化した振り返りのためのコーチングとしてファインチューニング(微調整)すれば、もう少し深いやり取りも可能です。
AIが多くの仕事を代替えしていくということは、すでに多くの方が言っています。特にホワイトカラーの仕事は、かなりの部分を代替えすると言われ、脅威に感じている方も多いかもしれません。
今日ご紹介したAIコーチは、まだ不十分かもしれません。しかし、私のようなAIの専門家でも、プログラマーでもない文系人間でも、コーチングのようなやり取りをしてくれる簡単なプログラムを短時間で作ってしまえ、しかも実行することができるのです。専門家がこの作業を行えば、結果は想像できるでしょう。キャリアコーチングや部下指導のための1on1、やりたいことを見つける系のコーチングは、かなりの領域でAIが担っていくことが予想できます。
私達のどんな仕事にも、AIはこの数年以内により一層浸透してきます。そのような世界において、自社のサービスはどんな価値を提供できるのか。自分はどんな仕事をしていくのか。自らの考えをまとめていくこと、はっきりとした指針を持つことは、とても重要なことだと再確認しました。
(イラストは、今回の内容をChat GPT4が解釈して、描画したものです。あくまでもイメージですので、予めご了承ください)
:追伸
AIコーチを作る過程で、松岡修造(コーチング)というGPTsを発見しました。興味本位で触ってみたら、これ、ほんと優秀でした。モチベーション上げたかったら、もうこれで良い。いや、松岡修造がいい!ってレベルです。
そう考えると、個性とか独自性、キャラが立つとかがAI時代に最も重要なポイントなのではないかと感じました。
ちなみに、アメコミ風AIコーチはこんな感じです。強そう。おもろい。
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