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とある監査役のつぶやき | 森を創る民のささやき

「森を創る民のささやき」ブログでの記事(2008年7月17日)とその追記記事です。

#51 とある監査役のつぶやき

私の知り合いの、とある監査役のつぶやき。
※私に対してではなく、とある状況下でお聞きしたお言葉です。

「人間、すぐに変わるものではない。
現実を直視し、そこから得る態度があれば、その人は成長するし、
逃げてばかりでは、ずっとそのまま。」

深いお言葉です。。。

森を創る民のささやき July 17 2008

上のお言葉は、とある企業での、重要な経営判断を迫られた場面でのお言葉でした。詳細は控えさせていただきますが、その会社を生かすかどうかが、経営者の痛み分けが伴う踏ん切りにかかっている、という場面でした。それまでも、似たような局面に遭遇し、痛みのない安易な方向を選んでいて、「今度こそは!」という状況です。

今まで、人生の大先輩の方々との交流をいただく機会に恵まれ、貴重なお話をお聞かせいただく場面に遭遇しています。

私の倍以上の年齢で、人生経験や社会経験、ビジネスでの知見などを、豊富にお持ちの方々が多く、自らの経験に基づき発せられるお言葉には深い意味を感じられるものもあります。

「これが生き字引なのか」と感じつつ、書籍などの文章にされていないものばかりで、何かしら形に残さないと、もったいないと感じるものもあります。

会長、顧問や相談役といった制度が、コーポレート・ガバナンスという視点で、問題視されています。たしかに、一部においては「裏の経営者」などの弊害を生んでいる事象も一部ではあるとは思いますが、たとえば、創業から現在に至るまでの会社の盛衰を見てきた方など、その経験での生き字引的な側面は大変貴重に思います。

人に属している経験値が何かしら伝承され、会社の資産のようになると、その会社が何か困難にぶつかった際、ネット検索してもでてこないような解決方法もあるのではないでしょうか。

最後に、とある先輩から発せられたお言葉から。

「屏風と事業は広げすぎると倒れる」


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2008年に設立したツバルの森時代のブログ「森を創る民のささやき」に、後日談を追加し再編集したマガジンです。この購読料の収益は、世の中の環…