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【音楽家向け交渉術】ギャラ交渉3つの武器

こんにちは。
音楽家育成塾のこうたろうです。

本日はマネーのお話。
フリーランサーとして音楽家、または演奏家の仕事をする際のギャラ交渉についてお届け。

こちらは写真業界の方とも盛り上がったテーマになりますので
音楽家だけではなく、クリエーター系を目指す方みなさんに参考になるかと思います。

是非最後まで読んで1円でもお得な交渉をしていきましょう。

音楽家ギャラ交渉3つの鍵

通常もっともシンプルな相場というのは需要と供給で決まってきます。

供給過多であれば、当然ギャラ単価は下がっていきますし
希少性が高ければ単価も必然的に上がっていきます。

1、希少性を持つ

当然希少性が高くなるとギャラ交渉の際に優位になります。
音楽家なんていうものはこの希少性をどれだけ確立できるかにかかっていますよね。

みんなと同じレベルの技術力だと、だれでもいい、つまり供給過多になりますし、あなたにしかないレベルの技術を持っていると、クオリティー向上のためどうしてもその技術が必要であるとなれば当然ギャラの単価も上がります。
そのため、音楽家、演奏家は日々技術向上に勤しんでいるわけですよね。

実は技術だけではない希少性の活用方法があります。
それが地域希少性。

仕事がたくさんある(かも)ということで東京に集まる傾向があるんですが
実際は東京だとこの希少性を発揮するのは至難の業になります。

それよりも地域密着型で希少性の頂点を目指した方が演奏家としての希少性は高まり続けるだけということになります。

まずは小さく攻略していく戦略を立ててください。

参考書籍として『ランチェスター戦略』を是非読んでみて!

2、交渉材料を持つ

交渉材料を持つというのはとても大切なことです。

これは優位性ですね。

例えばピアニストでも生ピアノしか弾きませんとか、アップライトは弾きませんという平均よりちょっと上のスキルの人と、平均スキルで電子ピアノでもオッケーですな人とであればピアノ伴奏なら後者の方がやりやすく感じるのではないでしょうか。

希少性に加えてこういった優位性を高めていくことで交渉はスムーズに進みます。

少しでもクオリティーの高い現場にするための努力は絶対に惜しんではいけませんが、こだわりに囚われてしまうことにはなんの意味もありません。

若い音楽家はこだわりを持つことに執着する人が多いのですが
そのこだわりは『現場のクオリティーを保つためなのか?』『自分のためなのか?』をしっかり見極められるようにしてください。

後者であれば前者に切り替えて、余分なこだわりは手放してください。
そうすることで自然に優位性が生まれ、交渉も気持ちよく進みます。

3、値引き交渉をする相手を選ぶ

ここが本日の記事の要になります。
実は受注も発注も値引き交渉をする相手というのがいます。

それが・・・

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