こんにちは、コピーライターの阿部広太郎です。

いきなり恐縮です。「企画書」って、つくったことありますか？

醤油。味噌。豚骨。いろんなタイプのラーメンがあるように「企画書」とひと口に言ってもいろんな種類の企画書がありますよね。

A4の用紙、1枚にまとめるもの。お手紙みたいに書くもの。はたまた紙芝居のようにまとめるもの。

「これが企画書の正解だ〜〜〜！！」なんてものは世の中になくて、そこに「企画」が「書」いてあって、受け取った相手に伝わったら大きな花丸。

僕自身の「企画書」にまつわる記憶をたどってみる。

最初はふらふらだったなあ。考えがこんがらがってしまって、紙の上でしどろもどろになる自分。そこから取りつかれたようにトライ＆エラーを繰り返した思い出。

駆け出しの頃。先輩の下につくと、企画書は先輩がつくる。仕上げる。

見事に企画書を仕上げていく先輩の手腕にほれぼれしてばかりもいられない。企画書をつくり、自分で話せるようにならないと、いつまでも矢面には立てない。

僕がとった作戦はこうでした。

自分でプロジェクトを立ち上げれば、自分で企画書をつくる機会を得られる。というか、自分で書くしかない。

企画をこしらえて、いざ紙に落とし込むぞ！と机に向かって数時間。出来上がっていたのは企画書ではなく、ラーメン屋の店主みたいに腕を組む自分だった。口を真一文字にむすんで、ムムムッ。

・・・・・書いてはじめてわかる難しさよ！

コピー、ないし企画を生んだ先には、選び抜き、伝わるように筋を通して書いていく、という工程が待ち構えていた。

そこから僕の企画書を見る目が変わった。

先輩の企画書、業界誌やWebに載っている事例。見事に流れていく話の筋、手を止めて考える。ヒントを見つけて、活かす。練る。プレゼンしにいく。相手の表情がすべてをものがたる。

企画書をプレゼンして、相手の涙ぐむ姿を見たことがある。全部報われて、生きてて良かったとすら思ったことがある。気持ちが見事につながる瞬間。うまくいかない時は、帰り道の足取りが重い。それらまるごと含めて楽しい。エキサイティングだ。人生を切りひらいていく感覚すらある。

末路。たどりついた先。全部渡したくなった。こうやったらうまくいきました、を全部伝えて、僕が味わってきた気持ちを分かち合いたい。この充実が広がっていくのは世界に握手が増えることだと思うから。会社が同じだとか違うとかは関係ない、一人でも多くの人と分かち合いたくなった。

だから書く。

刊行した書籍『コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術』（ダイヤモンド社）にも『第7章：企画書はラブレターだ』に実際の企画書を載せて（もちろんクライアントに許可をもらって）解説するし、講義やイベントでも話せるだけ話す。

僕なりの基本フォーマットを見つけたこと。

経験から、目のつけどころを見つけて、そこをジャンプ台に企画を考えていく、という基本形。これは、チェックすると良いポイント。

いくら語ろうとも、いちばん上達するのは、実際につくることだ。そして、同じ課題に取り組んだ仲間の企画書を見ることだ。そういう機会を一回でも多くつくりたい。

【課題】
オンライン授業「スクー」のコピーを考え、企画書にまとめる。
コピーを考えつくまでの思考回路も含め、企画書として提出。

【備考】
【kadai@schoo.jp】宛に「超言葉術企画書」というタイトルをつけてお送りください。提出期限は8/14(金)17:00までとさせていただきます。フォーマットはPDFでご提出いただきますようお願いいたします。

今、オンライン授業の「スクー」さんで僕が担当させてもらっている連続講座『心をつかむ超言葉術』。

そのスクーさんのコピーを書き、企画書にまとめるという機会をつくりました。

送ってもらった企画書に対しては、全員にコメントを入れて返します。100％やります。「施された施し返す、恩返しです」じゃないけど、先輩たちからたくさん教わってきた自分に出来ることは、それを求める次代に（年齢は関係ない）返していくこと。

もしも詳細が気になったら、ぜひこちらのスクーさんのページをチェックください。期日【8/14(金)17:00まで】は迫ってるけど、やってやれないことはない。

※終了しました！ありがとうございました！※

【8/18（火）20時から】生放送授業をやります。ぜひとも。

「伝わる企画書」阿部広太郎の返信

今後もし企画書の書き方に迷ったら、こちらのnoteと、書籍「超言葉術」の第7章を読んでみてほしいです。

企画書に取りつかれた男の末路。この末路は、かなりおもしろい未来とつながってます。