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完全ワンオペの夏休みを終えて思うこと。

アクセルを踏み続けた感のある今年の夏休み(正確には明日までですが)。

船員の夫は10月末までずっと船の上。41日間の夏休みは文字通り完全ワンオペでした。

4ヶ月前後にわたる乗船勤務中は夫への連絡もままならないので、わたしひとりの判断で子育てせざるを得ない。これは長女が生まれた時から変わらずプレッシャーに感じています。

それでも、学期中は担任の先生をはじめ、いろんなタイプの大人に接する機会があるからまだバランスが取れるけれど、長期休みはわたしと娘2人の小さな世界。

そんな3人きりの世界にとどまっているのが不安だったこと、「父親不在分をカバーしなくては!」と妙な使命感に駆られたことから、とにかくアクティブに動いた今夏。

(ずっと家にいても日がな一日キッズタブレットを眺めたり、姉妹ゲンカが頻発したり、やたらとわたしに絡んできたり…という負のループに陥りがちという理由もあり。)

江の島旅行、帰省、横浜滞在、わが家でのお泊り会…とほぼ毎週泊まりのイベントを入れた結果、泊まりで全精力を使い果たす⇒放心状態で合間のプチイベントをこなす⇒また次の泊まりに…の繰り返しでした。

それでも、家で悶々としているよりは家族みんなが平和でいられたし、自ら望んで「動く方」を選んでいる納得感をもって過ごせたから、今のわたしたちには良かったのかも。

コロナ禍の数年間を取り戻すかのようにいろいろな経験をしたのも、子どもたちにとってプラスになったはず。実際、「今年の夏休み、めちゃめちゃ楽しかったー!!」と言っています。ホッ…。

・「ここに行ったら、子どもたちにはこんな反応をしてほしい!」という理想をなるべく捨てて、フラットな気持ちで臨む。
・毎回わたし自身の「これやりたい!」も宣言して、子どもたちにつき合ってもらう。

この2つをモットーに、親のエゴや自己犠牲からほどよく距離を置くようにすると、お出かけのストレスがたまりにくいことも再認識。

江の島旅行では、わたしの希望で半ば強制的にフレンチトースト発祥の店、
『ロンカフェ』に連れて行きました。
ある日はイギリス発の体験型パフォーマンス、『ストンプ』を観に。
小1の次女には難解だったらしく、終始落ち着かなかったけれど、
「感動して当然!」という親の思い込みは(頑張って)手放す…!

それにしても、長期休みに入ると、自分ひとりで子どもたちと向き合うのに自信がないんだなぁ…としみじみ実感します。「このわたしと長い間3人っきりで子どもたちは大丈夫?」いう不安を、出かけることで解消しようとする感じ。

自宅で一緒に料理や工作ができるハハに憧れはあるけれど(実母がまさにこのタイプ)、どうやらわたしはあまり得意じゃなく、力量もない。長らくそれがコンプレックスでした。でも、最近はそんな自分を受け入れつつあって、苦手を克服するより、わたし流をアップデートする方に意識を向けられるように。

もちろん使えるお金には限りがあるから、いろいろと工夫が必要。例えば、夫不在で浮いた大人1人分の費用を他に回してやりくりを。他にも、レジャー施設に行くばかりでは費用がかさむから、自治体主催のイベントに積極的に参加したり、子どもたちの友達や身内と家を行き来したり。予算内で各種イベントをパズルのようにはめていきました。

まずは、大きな病気やケガなく終われたことに一安心。それに、子どもとガッツリ時間を過ごすのに苦手意識がありつつも自己流で何とか乗り切ったことで、自己肯定感もちょっぴり上がったかもしれません。

長期休みが憂鬱なのはきっとこれからも変わらないけれど、2023年の夏を乗り切れた事実は、来年以降の自分を励ましてくれそうです。

みなさま、長い夏休み本当にお疲れ様でした。


ちなみに…
ハードな41日間の心身を癒してくれたのは、

ヨガ
コロナ禍で始めた習慣は夏も欠かさず。1日のスタートには、B-lifeの『10分朝ヨガシリーズ』がぴったり。比較的新しいこの動画👇は、景色も最高で気分が上がります。

ストレッチポール
エクササイズをする元気がなくても、乗るだけで身体をほぐせる神アイテム。数年前に購入して、今夏が一番よく使ったかも。

インテリアの邪魔にならない色味のアイボリーを愛用中。
※画像はストレッチポール公式サイトからお借りしました。
https://stretchpole.com/

インテリア本、『マーガレット・ハウエルの「家」』
じっくり読書をする余裕がなかった今年の夏休み。一息つく時間にパラパラ眺められる写真集のようなこちら👇をよく手に取りました。

実用書で情報をインプットし過ぎるのも実践できない現状にモヤモヤするし、小説は集中して読み進められないし…。

エッセイスト・小川奈緒さんがおすすめされていたこの本は、そんな長期休み中もストレスなく読めて、ページをめくるたび「素敵だなぁ…」とうっとりさせてくれる一冊です。

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