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えいがみたよ2024-32-39

恐竜が教えてくれたこと/私の中のあなた/世界一キライなあなたへ/エターナル・サンシャイン/アンドリューNDR114/奇蹟の輝き/ぼくのエリ/BLUE GIANT

●恐竜が教えてくれたこと
テス…めっちゃ振り回すじゃないの…とはらはらしながら、でもサムもなかなか悩める少年だったので、これくらいはちゃめちゃに振り回されてて良かったのかも。
順番に言ったら、たしかに、自分が一番最後に残される。そのときに、ダメージがなるべく少ないように、ひとりに慣れる訓練をしておこう、という、
私も考えなくはないことをやろうとしている。
でもね、違うんだよね、みんながいるときに、そんな訓練してたら、あのときもっと一緒にいればよかった。ってなるんだよね。ということも私はもう大人なのでそう思っちゃって、どうかこの楽しげな休暇の日々をそんなことに費やさないでくれ…と思いながら、
そのひとりになる余地を与えない!(それでも、用事がある。と断るサムの決意はそれはそれですばらしかった。振り回されるだけだはない)とはいえ、よくわからないところで自転車降ろされ置いてけぼりをくらうサム。ふつう、ごめんね、って帰ってくるところ、帰ってこないテス。(つよい)
それは、とても、怒っていいと思うな…ということも、仲直りしちゃえるサム偉すぎ…
お父さんをFacebookで見つけたのよ!のときは、それはとても勘違いを…と本気で思ってしまったけど、まさかの本物で。彼女さんも現実受け止めて偉かったな。
なにより小屋で一人で暮らしてるおじいさん、めっちゃいい人だったり
テス、いい時期にいいところに家族で休暇に来れてよかったね、たくさん思い出作ってね。

●私の中のあなた
子を助けるために子をつくる…
嫌な予感しかしない市お母さんこわい…と思ってしまったけど、アナは純粋にいい子だったしジェシーもえらかった。(しまった。おとうとかと思ったら、兄なんだね!画像、兄姉妹の間違い)
臓器提供もうしない!と、裁判所に駆け込むアナ。
その行動は、立派だった。悲しかったろうに、その後生きていく中でつらい役目でもあったろうに、立派だった。
お母さんが、ケイトに対して意地になっているという感じも受けて(そりゃそうだよね…助けたい)ちょっと心配…となったけど、ちゃんと、アナの性格もわかっているうえで、こんなこと言い出すなんて変だわ!と言ってくれてよかった…ああ…お母さん、ちゃんとアナのことも見てた…と救われたな。そしてナイスタイミングの兄ジェシーのひとこと。
悲しいけど、でも、苦しいのもつらい。
こんなに仲良し、一緒にいてほしいけど、かなわぬことでつらい。良い家族だった。

●世界一キライなあなたに
なんというファッションセンス…
ダサい…ということをあんまり思わずに生きてきたけど、これは…なかなか、ダサいのでは…!
しかも外国の人って何でも似合いそうだけど、ダサ…い…!
はじめましての人がその顔になるのわかる…
が、でも、ちがうんだ。
自分がかわいいもの、すきなもの、を着たい。という心は素晴らしいんだよね。ずっと見てたら、可愛くなってくし、次はどんなお洋服で!とわくわくもしちゃう
面白い子が来たな…と飽きないでいられることのすばらしさ。ウィルがだんだん打ち解けてくのもよかった。
けど、完全に気持ちをとかすことができないか…
あのときの絶望…わたしじゃだめだった、という悲しみ。
順風満帆な生活に容姿、能力を持った生活が急に何もできなくなったら、心も荒むよね…
この人生を終わらせたい、もそりゃ思ってしまう。
心穏やかな日が、ルイーザのおかげで数日あったことのあたたかさ、その後の未来も、ウィルのおかげで前を向いて歩くルイーザの姿がすてきだった。
私のなかのあなた、もそうだけど、悲壮感だけではなく、残されたものに、あたたかな作品だったな、と心に残るのすばらしい。
しましまのニーソックスプレゼントされたときのかお!すっごくうれしそう!かわいい!
あと申し訳ないが、ルイーザ、彼氏はやばかったよ…

●エターナル・サンシャイン
彼氏の記憶を自ら消す彼女も、それに対してなんだよ!となり、じゃあ自分も消してやる!の彼氏も
おい。となるうえに、
消す側の人間も、人の記憶を何だと思っているのか、という施術してるときの対応、笑えないわあ…
とむむむ…となってしまったな。
たぶんまた同じこと繰り返すんだろうな、と思ってしまったな。忘れたいことがあったとしても、忘れていいことは、ない。

●アンドリューNDR114
意気揚々と流行りの家政婦アンドロイドを購入してきた父親。家族の反応に心配になりつつも、父親がちゃんと大事にしてくれるのも、娘ちゃんと打ち解けていくのもよかったな(お姉ちゃん…どうした…となりつつも)
悲しい展開にいくらでもできるから、はらはらしたけど、アンドリューはしっかり考えたり実行したり、どこへ辿り着くのかな…とアンドロイドでこういうラストに持って行き方の作品は初めてだったな。

いやしかし、あの会社の子孫と思えぬいい人でてきた…しかも高い技術力たのもしい。

●奇蹟の輝き
あらすじに、地獄へ堕ちた奥さんを助けにいく夫さんと書いてあって、壮絶だな…奥さん何したんだ…ってなったけど、なるほど…
いやしかし奥さんそりゃ絶望に暮れてしまうよ…家族みんな車の事故って…奥さんの描いた絵の中が、自分の天国の世界って素敵だな。しかも、絵の具。
絵の具の天国の発想はびっくりした。
きれい!でも、べっちょり!

●ぼくのエリ
あやうさと美しさの作品だったなあ。
エリちゃん美しい。妖艶。
このくらいの歳の時に吸われちゃったのだろうか…それとも元々…?大きくなろうとしたらなれるのかな、
ふたりの姿が子どもだから、この先切り抜けられるだろうか、心配。血を調達おじさん(眷属かな…)がいればまだ保護者カモフラージュできたんだけど…びっくりするくらい無能だったから…よく今まで捕まらずにここまで来れたな…

●BLUE GIANT
たまだくん、すごいよね…?
めっちゃいい奴なうえに、ゼロスタートで数ヶ月であれだけ叩けちゃってがんばり気に入られちゃって大舞台で叩いてるのだが…!?もちろんだいくんもゆきのりくんもすごいのだが、た、たまだーーーって思いながら観てしまった。
原作のカラーの青もとてもきれいで好きなのだけれど、映画もきれいだったな、ゆきのりくん、ラストありがとう…原作のとき、エッ。となったまま、エエッ。と次のステップだったからね!すくわれた…
原作は原作で新刊で、良かったな!となったから
なんだかとっても、ほっとした〜。
音楽もすばらしかった。かっこいいなあ!

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