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ほんよんだよ「プラネタリウムを作りました。」



「プラネタリウムを作りました。」改訂版
大平貴之さん著/株式会社エクスナレッジ出版社/978-4-7678-1015-7

満天の星空を観たい気持ちがずっとずっとある。いちど、夢キャンプに家族で行った夜、目が覚めてしまってまだ外で起きていた大人組のところに行ってその時に見た星空がとてもきれいだった、のだけれど、もう過去のことすぎて、頭の中で捏造してることなのか本当のことなのかわからず仕舞い。とにもかくにも流れ星が流れたりときれいだった記憶がある。(作ったかもしれない)

プラネタリウムのあのドーム型の真ん中にある大きな機器。なんか、丸いのに丸いのが、いっぱいついてる…一体全体どういう仕組みなんだろうなあ、とぼんやり思いながら、上映にわくわくしながら時間を過ごす。
楽しそうな上映があると、行ってみてるものの、今の技術で…この解像度でいいのか…?と思ってしまうぼやけっぷりのプラネタリウムに、きっと技術は進歩してるけど…機器…高そうだもんな…とか夢もひったくれもないことを考えてしまうようになってる自分がいて、ざんねんな気持ちになる。

そんな中、この本に出会って、
あるんじゃないの…!すごい、プラネタリウムが…!と全く知らなかった自分にとってもがっかりしつつも、でも、今、知れたから良しとしようね…

どういう仕組みなんだろうなあ、を広げていった作者さんのすごさ。えっ。小学生…?からずっとずっと大学越えて会社員になって、土日に作業…
この作業平日もしたくてたまらない…!と思われることがたくさんあっただろうなあ…!と思ってしまうけれど、好きなことといえども両立がスーパーマン…
無茶ぶりのイベントのご依頼にも、どうにかなんとかならぬかと考えて実行へうつす様子、
なんでもござれかと思えば、苦手なこともある、けど、克服して外国で英語でプレゼンまでできるようになっちゃう…同じ24時間で生きてる方だろうか…
すごい…どういうこと…の連続で、
時にはふふっと笑ってしまって(録音のくだりとか)台風にぎゃあああ…となったり、目が離せない本でした。
各章の見出しも気になるのがいい…
ここまでにしようかな、と思うと、
基板が何度も燃えたって書いてあって、なんてこった…よ…読みたい…となる。

川崎は実家に戻れば行ける距離なので遠い夢ではないかな。他のとこの上映も…と調べたら広島数年前にあって、ああ…そのとき、こっちにいるわ…!とあのとき知っていたかった…!これからは日々目を光らせていく。
最高の星空、観たい。
(肉眼でだって観たいから、日々気にかけているけれど外はお天気がねえ…自分はお天気が悪くなること多いからさ…)


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