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ぶら下がること

20代の頃は、ウッ。肩こり酷い。と思っても3日くらい経つとなぜか治ってることが多くて、こういうものかな、と思っていたけれど、30半ば近くくらいから、どんどん雲行きが怪しくなり、自力で肩こりが治るなんてことはなくなり、ついに整体にも行った。
よくなっても、またごりごりになる、このサイクルを終わらせたくて、ラジオ体操したり肩こりストレッチしたりいろいろためして、ぶら下がるところにたどり着く。
ぶら下がり健康器って随分前からあるけれど、なんだかんだでなくなってないってことは、良いのではないだろうか。と同居人さんとのお話が決め手だった。
ただ、あの器具を置くのはじゃますぎる。なんとかならぬか、と考えた末、壁に取り付けることに。
同居人さんがしっかり取り付けてくれましたありがとうありがとう。

ついでに腰もよくわからないタイミングで痛くなることもあって、ギックリやりました!って感じじゃないから違うかな、と思うけれど、症状がギックリなので、じんわりギックリをやっているのだろうな。

で、このぶら下がり、腰にもすごくよくて。
やばそう、なんか痛い、痛くなるかも!というときに
ぶらーんとするとなんとかなる。という恩恵もあやかっております。たすかる…

ぶら下がってわかったのは、
ぶら下がるのすごくたいへん。
最低30秒かな!みたいなサイトを見て、そんなんでいいんだ!と思ったら、10秒もたないというおそろしい腕力…
徐々にもう少し長くできるようになった頃に、公園のうんていにぶら下がって、前へ進もうと思ったら、意味がわからないくらい前に進まなかったうえに秒で手にマメができた。マメすごい。

映画とかでよく、崖から落ちそうになって片手は崖。片手には相棒。みたいな場面があるけど、いや、むりよ。片手に相棒いなくても、落ちちゃうわよ。
相棒も助けられないし自分も助からぬ。という自信がつきました。

あと、足裏ツボのマットをふみふみするようになりました。ふみふみする前に、自力でもみもみしていたせいか、ふみふみはそこそこにいたたたた、で済みつつ踏んでます。

私と同じ年代の頃の母は、同じ感じであちこちいたたた、が出てきていたのだろうか。と思うと、本当に尊敬しかない…
たぶん、すごく、子育てとかもだし、その他もろもろ厄介なことであふれてたんじゃないかな、もっと寄り添えればよかった。
兄は兄でずっと痛い日々を送っている。
あの頃の自分はなんて想像力が足りなかったんだろう。と思うことが最近たくさんある。
そして、また数年後、「今」の私に同じことを思うのだろうな。