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えいがみたよ2024-16_23


●ラーゲリより愛を込めて
暴力で帰れない話はたくさんきいてきたけど、病…病なの…。悔しいなあ。あと少し…あと少しだった…
知らぬ土地で会いたい人にも会えずただただ悔しい…
どんなにつらい目にあっても、他人に優しくできるだろうか。人間であれるだろうか。そんな人ばかりだったら戦争も生まれないだろうか
何がどうして戦争になるんだろ
うえにたつ人間がなんでそんな力を手に入れられるのだろう。うえにたつ人間を指示しなければひとりぼっちなのにね。なにかがおかしくなるんだろうな
託された言葉の伝え方、そうきたか…
担当するページの各々が、各々の人生に合わさって、こりゃあ喉がカラカラになる涙がでるやつだわ…と苦しかったです
若い頃のふたりのシーンもかわいかったねえ

●クー!キン・ザ・ザ
なんてシュールな世界観…確実に好きなんだけど、ちょっと疲れるのはなんだろな
もしかしたらソビエトの事情がちゃんとわかっていたらねじ込まれているブラックジョーク的な感じ?をうわあ…と思える楽しみ方もあるのかもしれないな!
実写版のもチラリと観たけど、案外そちらのほうが見やすいかも…?でも、こちらの作品で頭に入ってるから見やすいと感じれたのかも…?
ラストの演出、すきだよ。
にやりとする。

●ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル
ジジョラビットの監督さんだったのでわくわく。期待通りすごく、好きな間をお持ちで良いねえ…にこにこ。

とりあえず序盤の展開にびっくりです。
え…このふたり残しちゃだめでしょ…
静かに(さみしく)余生を送るはずだった…のにあらぬ疑いをかけられておたずね者になってしまうなんて…
なんて置き土産をしてくれるんだ…と思っちゃうけれど、ここはやっぱり、一緒にいると通じ合ってくるよね、ふたりが良き相棒になっていく様子がとてもいい。
結果、出会えてよかった。
良かったねえ。
湯たんぽぎゅっとする光景が忘れられない。
それにしても児童施設の人、正義感が曲がっててものすごくこわい。

●ハイジ
アニメのも映画も小説も触れたハイジはどれも最高だな…。山、美しいな。はじめましてからのおじいさんがどんどんハイジに心とけてく様子はにっこにこしちゃう。
クララサイドのみなさんも基本良い人だらけだから、帰りたい気持ちと、クララの心配とのせめぎあいは辛いなあ…。おばあさまが最高に気持ちわかってくださってお金持ちでも良い人いる安心さよ…
吹き替えしかないな〜。と観てたんだけども花澤さんと早見さんの声で耳が大変幸せでした。すきー!

●僕の大事なコレクション
コメディに分類されてたけど、コメディ…そうね…全体の雰囲気はなかなかな良い味のある空気と、旅のメンバーがまた良くて、ふふふ…となるのだけれども、ルーツ探しの旅、なかなかよ…
ユダヤやナチス。ウクライナの戦争の傷。繰り返してもならないし忘れてもいけない。
もう二度と起きてはならなかったのに、
「戦争は終わったの?」の問いのYesが、現在では、Yes、って言えないのがかなしい。
1日でも早く、終わったよ。と答えられる日がきますように。
ウクライナの景色とてもきれいだった。
イライジャ・ウッドさんいい役だったなあ。
あんなに歯をむき出してたわんこがラストは仲良し、というのにもじんわりくる。

●パブリック
大寒波。シェルターもぱんぱんで、あふれた人たちの行き場大問題。ホームレスの人たちがホームレスな理由は…?見てると黒人さんたちが多いなあ…と思うと、働きたいのに働けない環境で…となると行政に問題ありありだよねえ。

外国は訴訟を起こすのがそんなに簡単なのかな?権利の問題の履き違えと、上の人の私利私欲が相まって最悪の方向に…働いてる人を守ってくれよ…とも思うしとうしたらよかったんだろ…?
外国と日本の図書館の在り方事情は違う気がするし(同じ国でも、市によって違うし…)私は図書館にうわべだけしか関わってないから、仕組みがよくわからないんだよね…。どういうことなの…?と聞きたいことがいっぱい。結局は市のトップが決定権があって、そのお達しの言うことを聞かねばならない、のはどこも変わらないのかな…?
とか、関係あるようなないようなことにももよもよしてしまった

●少年は残酷な弓を射る
もう、悪魔かわ宿ってます設定にしてくれたら、それならしょうがないね!とサイコホラーとして観れるのに…
悪魔宿ってないから恐ろしくてしかたない。
あんなに小さい頃から悪意向けられたらお母さん、やってらんないわ…って思っちゃうし、ものすごくがんばってた、と思うけど、そもそも…そもそもお母さんが悪いの…?
産まなきゃよかった、を少年は感じ取ってしまったとしても、でもちゃんと子育てしてたけど…。それがイライラをつのらせたの…?
結局は愛情不足ということ…?
でも拒んだのも少年。もやもやする。
父親の存在こそイライラする。
あんなに賢い少年ならもっと賢いふるまいができたとおもうんだけど、そこはニンゲンなんだなと思ってしまった。
ラストの母親の行動もこわい。
あんなことがあっても愛せるの?いや、子どもだから愛せるの?それとも、違うことを感じ取ったほうがいいの…?もやもやする。
こわい。こわい映画だった。二度と観たくない映画は久しぶりだったなあ。

●未来を花束にして
考えもしなかった世界がもし現実になるのなら、夢見ちゃうよ。夢や希望は原動力になる。そのときに、主張をしたことにより、今までの制度で満足していた側は、めんどくさいやつ。と思うのも、思われるのもわかるけれど。
そして叶うかもしれない希望を生まれさせて、それがだめだったときの絶望…の感じ…この感じなんか最近…と思ったらインボイス制度だわ…ほんと今からでも消滅してくれないかな…
話ずれちゃった…
参政権が当たり前にある世界はたくさんの女性たちの犠牲があって、ようやくひとつずつひとつずつ手に入れた大事な物。
でも、当たり前のようにある世界になると、ないがしろになったりするよね…きっと、失ったときには遅いから、失う前にちゃんと守らないと。ってことがいっぱいごろごろしてるきがする。
現代もきっと、延長上だったり、別のことで戦って勝ち取って未来がもっと良いものになっていくのだろうな、と願う。
映画としては、モードさんが主人公だけと、なんというのかモードさんじゃない人たちが主人公の感じに私が受け取っちゃって、少しもや…とする気持ちはなくはないんです、どう観たらよかったんだ…?
それにしても、イギリスは女王が君臨してるのに、女性があの扱いされてるのは、なんでー。となる。

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