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ライターとしての働き方を見直す年に

あけましておめでとうございます。
片付けコラムニストのことです。

2018年にライターになってから、もうすぐ5年。書くことが好きで、楽しくて、ひたすら執筆する日々でした。でも、何かが違う。コレじゃない感。
それがどこに起因するのか、ずっと考えていました。

あるとき、ふと自分が思い描いていたライター像とズレが生じていたことに気づいたんです。

アラフィフを襲う「ミッドライフクライシス」

女性には、いつかやってくる更年期。ここ2年ほど、更年期症状に悩まされてきました。
ライターを始めた頃にはない感覚。書きたくても筆が進まない、家事をやらなきゃと思ってもできない。とにかくあらゆることのやる気が失われていったのです。
ライターの仕事には納期があり、それがまたプレッシャーに…
それまでは納期厳守を貫いてきましたが、2021年にめまいで寝込んでからは、体調不良で納期を延ばしてもらったことが何度かあります。

このままではいけないとわかっていても、身体も気持ちもついていかないのです。見た感じは元気なので、人にも理解されにくい。更年期症状は、生理と同様に個人差があり、症状も人それぞれ。
婦人科で漢方薬を処方してもらって、なんとかしのいでいますが、いつまた寝込んでもおかしくない。そんな状況です。

働き方を見直す時期に

めまいで寝込んでから、少しずつ執筆の仕事を減らしてきました。ありがたいことに、それでも依頼は途切れません。
いまは、ちょっと油断すると納期が迫り、やる気が出なくても気力を振り絞って執筆する状態。当たり前だけど、執筆の手は抜けない。どうしても無理をしてしまいます。

更年期症状がある時期にストレスフルな生活は、さらに症状を悪化させると聞きました。

そこで2023年は「脱セルフブラック」をめざし、ライターとしての働き方改革をしていこうと思っています。

既存のクライアントさんを大切に。でも、無茶な案件、専門外の案件は引き受けるのをやめます。
これまでは依頼をいただいても、断ることはほとんどありませんでした。それが原因で、自分事が後回しになってしまい、やりたいことが進まない日々…
でも、24時間が26時間、27時間になるわけではありません。時間は、自分で時間をつくるしかないのです。
だから、無理はせず、未来の自分のための時間をつくります。
これもフリーランスだからできることですね。

ライター業はわたしにとって「ライフワーク」

長年、言葉に携わる仕事をしてきたので、わたしにとってライター業はライフワークです。もちろんライスワーク的な部分もなかったとは言いません。
これまでSEO記事もたくさん書いてきましたし、いまも書いていますから。それは書くことが楽しいと思っていたからです。

ただ、ずっと違和感を抱いていました。書きたいことを自由に書けないもどかしさを感じていたのです。やはり自分が書きたいことを書きたい、という気持ちが心の奥底にあるからでしょう。

もちろんライターの仕事をライスワークとしている人を否定するつもりはありません。自分には合わなかった、それだけです。

とはいえ、書くことは好きなので、ライターはやめません。ライスワークの要素を減らし、ライフワークとして、いつまでも書き続けていきたいと思っています。

そのうえで、ビジネスの方向性は変えていくつもりです。わたしの軸はライターだけではなく、ほかにも、整理収納アドバイザー、コンサル、フランス語翻訳家、(1年前から始めた)セミナー講師の仕事もあります。いまはライター業の占める割合が大きすぎるので、仕事のバランスを変えたいのです。
さまざまな仕事を展開できる可能性を秘めているからこそ、ミッドライフクライシスを迎えてメンタルに影響を与えるライター業をメインにしなくてもいいのではないかと考えるようになりました。

そして、異業種の方々と交流するようになってから、さまざまな刺激をもらいながら自分らしい働き方を模索しています。

締め切りに追われて、プライベートの予定をキャンセルしたり、観たいものが観れなかったり、夜遅くまで頑張りすぎて寝不足になったり…
無理のできない50代、そんないまの働き方から抜け出したいのです。

2023年は、ライターとしての幸せな働き方を見つけ、ライター業を経験して見えてきた未来の自分の在り方を実現できるような土台をつくっていきます。

ライターとしては失格と言われてしまう考え方かもしれませんが、働き方は人それぞれ。好きなこと・やりたいことを諦めない暮らしをめざします。

これからもどうぞよろしくお願いします。


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