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さとう こんなひと。其の伍 〜ことばのしごと志望動機

2022.10.5 音声配信より
Summaryfmを活用して。



特性に向き合い進路に悩む

以前、"特性と向き合う"というお話をしましたが、その特性と向き合った上で進路を考える。仕事とか、転職ですとか、そういった部分にもつながってくるかもしれませんね。自分と向き合った後、その後を考える。そして、私がどうしてこの「ことばのしごと」に携わることになったのか。というところもお話ししていきます。

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進路を悩んだ時期

私は、まず算数が苦手でした。これは受験にとっては非常にマイナスです。教科の中でものすごく凸凹が大きいと受験にとっては非常に不利ですよね。なかなかトータルの点数は伸び悩むということになります。なので「算数を使って受験をする」ということは、自殺行為だというふうにまで進路担当の先生に言われたような。自分でもそうだなあって納得していました。
文系カテゴリーにいたのですが、どうにか手に職をつけたいという気持ちはあったんですね。

私が大学受験をした年は、9.11 ニューヨーク🗽同時多発テロがあったあの年でしたので、お先真っ暗というか景気も良くならないだろうなあ、となかなかポジティブに世の中を捉えることができない時代でした。なので、手に職をつけたい、食いっぱぐれないようにしたいという気持ちがありました。そこで高校の教室にあった"お仕事辞典"みたいな分厚い冊子があるんですけれども、それをパラパラ見ていて、それで目に留まったのが、日本語教師と言語聴覚士だったんですね。

なぜ 言語聴覚士だったのか

日本語教師っていうのは、外国人の方に日本語を教えるっていう仕事のことで、それも素敵な仕事だなあと思って調べました。国家資格ではないし、結構非常勤が多くて、海外赴任のこともあったりして、安定した収入がもしかしたら得づらいのかなあというような感じでした。
言語聴覚士は最初の配信の時にお伝えしていますが、医療・介護、子ども関係、様々な分野で活動できる国家資格でしたので、勉強は大変そうだったんですけど、もし算数を使わないで受験できるのであれば、挑戦してみたいというふうに思いました。それを高校の先生にお伝えしたんですけれども「なんだそれ、言語聴覚士って?聞いたこともないし、本当にそれ就職先があるのか」という言われました。大学のオープンキャンパスにも行ってみたいし、受験できるチャンスがあるのであれば、頑張りたいというふうに言いました。

そして受験をすることになったんですけれども、一般入試ですと算数の試験が入ってたんですね。なので、できるのであれば推薦入試でやりたい。推薦入試は小論文と面接と、あとはそういうペーパーテスト、一般教養というようなものだったんですけれども、小論文、文章を書くことは私は嫌いではなかったし、面接で自分の思いの丈を伝えるということは、その熱意を伝えるということはできるだろうというふうに思って推薦入試をお願いしました。
私は高校時代に演劇部に入ってたんですね。そこがまた、言葉に興味を持ったきっかけでもあるんです。演劇部の部長だったんですよ。
そしてスカートもあまり短くしないで非常に真面目な生徒だったので、その内心点といいますか、真面目なところ、そこしか私には取り柄がなかったので、結果、学内推薦、推薦入試を受けることになり、なんとか合格できました。一般入試だったらちょっと難しいだろうなっていう、少し格上の学校だったんですけれども、今親と話してもですね、あの時に合格できたのは奇跡だねというか、あの時合格できてよかったねというふうによく言われます。

苦手なことから逃げること

苦手な数学から逃げて、そして推薦入試でなんとか合格して、今に至るという感じですけれども。苦手なことに無理やり向き合うとか、そういう努力も必要かもしれませんけれども、自分のできることを活かして未来を切り開くっていうことは、別にそれはずるい方法ではないだろうなと思います。それは学校だけではなくて、仕事の中でも、ちょっとこの仕事は向いてないかなとか、ここの場所では自分はちょっと窮屈だなとか輝けないなというふうに思ったら、それは場所を変えるとか、自分の得意なことを活かせる場所に移るとか、自分がやりたい仕事を作り出すというような方法もあるだろうと思います。
無理に自分が苦手なことに対して努力をしたり、無理に適応しようとすると、それは心身に不調がきますので、私もそういう経験ありますし、あんまり背伸びをしすぎないでありのままの自分でいられるように生きられるといいですよね。


人生の凸凹を受け止める

それは無理なことではないと思うし、自分もこういう凸凹があるけれども、こういうふうになんとか生きてるよーっていう人の話、それは親でもいいし、友達でも兄弟でも、こういうプラットフォームにいる人たちでもいいと思いますけれども、いろんな可能性を探りながら生活できるといいのかなというふうに思います。

お読みくださり、ありがとうございました。

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