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介護職員のやめ方いろいろ

入ってきたと思ったら、知らぬ間にいなくなっている。
野良猫が敷地に足跡だけ残していくような。

介護職員の定着のしなさにびっくりするし、話を聞いてみると、介護施設を転々とした経験がある人ばっかりで驚く。ご多分に漏れずぼくも、3年のうちに3箇所を経験しているわけで。
介護の仕事が嫌なのではなく、人間関係や方針などの環境が合わなくてやめていることがほとんどだ。ご多分に漏れずぼくもそういった理由だった。

しかしながら、ひと月で辞める。1週間で辞める。当日辞めるといった愚行をしてはいない。代わりの人が見つかるまできちんと勤めたし引き継ぎも行って辞めている。シフトに穴を開けるような休み方もしていない。結局、身勝手に辞めたり休んだりすることは、利用者さんの不利益につながるから。見守りが薄くなって事故が起こったり、レクリエーションが簡素になったりすることが想像できない人間ではないから。

確かに辞めることを決めたとき、人間は一切の興味を失いかける。でも失ってはいけない。辞めるまでの時間を一生懸命勤めることが、次の一歩につながる。どうせ狭い地域で別の介護施設を探して勤務するわけなのだから。

びっくりした。
思いっきり捨て台詞を吐いて辞めていく人を見たことがある。
「人がいなくなるかもしれないけど、事故とか気おつけてねー」「二度と会うことはないけど長生きしてねー」と、少なからずお世話になった利用者さんや施設への感謝の「か」の字もないまま辞めていった愚か者がいた。てか、そんな人が一人ではなかった。

すげーなぁ。と思った。もともとそんな子だったのか、それともこの業界で育ってしまったモンスターなのか。その子たちは自分の人生に自分で呪いをかけて辞めていきました。

合わない施設で働き続けることは辛い。それはわかる。でも、ぐっと堪えて利用者さんのことだけに集中しようではありませんか。
もし、愚痴や不満が爆発しそうなら、ぼくのコメント欄へどうぞ書き込んでください。

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介護は大変。介護職はキツイ。そんなネガティブなイメージを覆したいと思っています。介護職は人間的成長ができるクリエイティブで素晴らしい仕事です。家族介護者の方も支援していけるように、この活動を応援してください!よろしくお願いいたします。