砂漠が俺を呼んでいる
「インドに呼ばれる」という、有名な言葉がある。
元を辿れば三島由紀夫の言葉らしいが、インドには行ける人と行けない人がいて、行くべき時が来たら自然とインドに行かことができる、みたいな話らしい。
私はまだインドに呼ばれたことがないのだが、なんとなく「国に呼ばれる」という感覚はわからなくもない。
以前ネパールに行った時も、特別興味があったわけじゃないのに、ひょんなキッカケで気になってからは、まるで招待されたかのようにスムーズにネパールへ行けてしまった。あの時はきっと、「ネパールが呼んでくれていた」んだろうと今は思う。
まぁそんな感じで、私は最近、砂漠に夢中だ。完全に呼ばれている。
まだ砂漠を見たことがない。一度、伊豆大島の裏砂漠には行った。日本で唯一、砂漠として地図に乗っている場所だ。(鳥取砂丘は砂丘であって砂漠ではない)
真っ黒な砂の広がる砂の景色は、まるで火星に降り立ったみたいな不思議な光景だった。レゴリスみたいな砂が神秘的で、日本じゃないみたいだった。ゴビ砂漠とかエジプトの砂漠に行くことができたらこの何百倍も感動するだろうな、と思いを馳せる。
なんで砂漠に惹かれるのか、なんとなく考えてみたんだけど、
砂漠を舞台にした映画が好きなのが、要因の一つかもしれない。
私が人生で初めて映画館で見た映画は、スターウォーズ エピソード1 ファントム・メナス。
ダースベーダーの幼少期。砂の惑星で暮らす彼がレースに勝って星を出るというストーリーだ。砂漠の、あの絶望的なまでの広さ、暑さ、過酷さ。なぜかすごく魅力を感じる。砂漠の建物の、屋根の丸さもかなり好きポイント。文化の違いを感じる。ロケ地はチュニジア。オング・エル・ジャメル(モス・エスパ)という所らしい。
あと、好きな映画の1位か2位か迷うレベルで好きなのが、マッドマックス 怒りのデスロード。
舞台は砂漠。宗教的男社会から、女性陣が自由を求めて脱走して大暴れしてする話。(←ざっくり過ぎ)フェミニズムの先生が監修に就いて作られた映画で、アクション映画だけど、女性が見てもかなり楽しめると思う。あと世界観の作り込みが最高なのよね、V8!V8!のコールも真似したくなる。
特別車やエンジンに興味があるわけではないが、この映画を見ると、砂漠の何もない道を爆走してぇ〜〜!!!!という、心の中に秘めた走り屋の血がかなり騒ぐ。砂ぼこりを立ててガルガルと力一杯走り抜けるあの感じ。たまらん。砂漠に生きる民は、みんな強くてカッコいい。引きこもりとかいない。そんな甘えた奴は砂漠では生きられないから。涙。
ロケ地はオーストラリア。ブロークンヒルというところ。オーストラリアって砂漠あるんだね。
あと、忘れちゃならないのがインディージョーンズ/最後の聖戦!!
スピルバーグってやばいよね、何作っても全部面白くて大好き。子供の頃にこの作品を見れたのは人生の宝といっても過言ではない。何度、何度ペトラ遺跡を夢見たことか…!
インディージョーンズシリーズも当たり前のように全部好きなんだけど、猿の脳みそを食べるのはいまだに少し憧れてる。子供の頃から奇食に興味があったのは否定できないし、なんならこのシーンで目覚めてしまったような気もする。ハリソンフォードも大好き。母親もハリソンフォードが好きで、男の趣味一緒なのワロタと思った記憶がある。
あと、完結編である「インディージョーンズと運命のダイヤル」は、砂漠こそ出てこないがハチャメチャに好きで、ナチスの服を着たマッツミケルセンを見て「オタクを殺す服だ!!!」と思ったし、カッコ良過ぎて劇場で鼻血が出るかと思った。ナチスをこんなにかっこよく描いちゃダメだろ!と心配すらした。砂漠から話ずれちゃったので戻すね、ごめんな。
そんで、もう一個。DUNE (デューン)砂の惑星。
2をやるよって聞いて慌てて1を見たんだけど、普通に面白くて、このテンションのまま明日2を見に行こうとしている。
この映画、機械や建物のデザインもかっこいいんだよな。四枚の羽根のついた虫みたいなヘリコプターが、羽根を閉じて急降下するシーン、gif画像で送ってほしい、俺はそれをLINEスタンプみたいに使うよ、好きだから。カッケ〜。
あとハムナプトラも好きだし、アラジンも好き。砂漠が舞台の話って、いっぱい好きな作品がある。私にとって砂漠は、地球上で最もファンタジーに近い場所!
呼んでくれてありがとう砂漠。次は絶対、砂漠の国に行くぞ!
このお金で一緒に焼肉行こ〜