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蝶とパラレルワールド

久しぶりにスピッツを聴いたら、

あなたのために蝶になって

という歌詞がなんだか印象に残って、水彩の蝶を描いてみました。

2004年に発売された『色色衣』というアルバムの「メモリーズ」という曲です。

売れ線をあんまり意識していないだろうなという感じの笑、いい具合の狂気と優しさとポップさを思わせるやはり名曲。マサムネさんは、どうしてこんなに繊細で無骨で、美しくて凶暴な歌を生み出し続けられるのでしょうね。

と思っていたら、大学時代の友人から海を渡って久しぶりにメッセージが届きました。

スピッツの「猫ちぐら」という曲がとてもいいから聴いてみて、と唐突に書かれていて、おお、と思いました。

まあ、スピッツの歌なんて膨大にあるし、こういうシンクロは珍しくもないのかもしれないけれど、この符合には何となく意味があるような気がして、勧められるままに曲を聴いてみたのでした。



うわー、これまた名曲…!

そしてこの歌詞はパラレルワールドのことを言っているのだとすぐにわかりました。最近、ちょうどそのことについて思いを巡らせていたのです。

私たちの世界は過去・今・未来が固着化された繋がり(つまり変えることのできない一本の線のようなもの)として存在するように思われがちですが、実はあらゆる瞬間に無限の宇宙が存在していて、私たちは一瞬一瞬、自分のいる世界を選択し続けている。という考え方があります。

今この瞬間、あらゆる可能性を生きる自分自身が同時に存在している…幸せだったり悲しんでいたり、誰かと出会ったり出会わなかったり、成功したり失敗したり。同時に膨大な世界線が存在していて、無数の私がどこかの世界を体験している。

このようなことは昔から言われていたし、私も知識としては知っていたのですが、なんというのか、最近それを実感覚として感じることが増えているような気がしています。

これはもう言葉で表しようがないし、証拠を示せと言われたら示せないので、話半分に聞いていただければありがたいのですが…

社会的なことで言えば、昨年から続いているコロナのことも、最近増えている地震も、もっとひどいことになっていたパターンが複数存在していて、今ここにいる私たち(少なくともこれを読んでくださっているあなた)の世界は、どうやらそれを回避しているように思えるのですよね。

私自身のことでも、この人ってこんなに優しかったっけ…?と思うようなことや、急に関わりが動くようなことが起きていて、自分が望んだ世界を体験しているんだなあ、という感覚が日に日に強くなっています。

「もっと違う設定で、もっと違う関係で、出会える世界線選べたらよかった」?いえいえ、自分で選べるんですよ、という話…(Official髭男dismの曲「Pretender」の歌詞。名曲だと思ってますよ!)。


作りたかった君と小さな
猫ちぐらみたいな部屋を
斜め方向の道がまさか
待ち構えていようとは

寂しいけれどさよならじゃない
望み叶うパラレルな世界へ
願わくば優しい景色
書き加えていこう

猫ちぐら/スピッツ(2020年)


世間の常識(がろくなものであった試しはあまりないですが)からすれば、少々キテレツなことを書いているかもしれませんが、ご縁あってこの記事を目にしてくださった方には、きっと感覚的にわかってもらえるのではないかな、という気がしています。

自分の体験する世界は自分次第。

目の前にあることを嘆くんじゃなくて、本当に望む方向へ、今よりさらに優しいパラレルの世界へ。ちょっとずつでも景色を書き加えていきたいですね。


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