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【ヨーロッパ旅行 5】🇩🇪フランクフルトでミュージアム巡り

ドイツ2日目。この日は早朝にケルンを出発してフランクフルトへ向かいました。

時間に厳しい国、電車は…?

駅へは余裕を持って着いたのですが、乗るはずだった電車がキャンセルになっていて、少し焦りました。

とりあえずすぐインフォメーションに並んで聞いてみると、窓口のおばさんが一瞬で代わりの電車を紙に書いて渡してくれました。その案内がすごく分かりやすくて有難かった。時間も予定通りにフランクフルトへ着くことができて結果オーライです。

しかしここで気づいたのが、ドイツの電車は意外とよく遅延するということ。ヨーロッパの中でも時間に正確な国だという印象だったのですが、どうやら電車はそうではないみたいです。まだイギリスよりはマシな気はしますが…。

有名絵画に囲まれて

フランクフルトに着いてからまず向かったのは、シュテーデル美術館。下調べではドイツ随一のコレクションを誇る美術館と紹介されていたので、楽しみにしていました。目当ては、フェルメール、ボッティチェリ、ムンクなどの有名画家たち。

まず入った企画展では、ルネサンスの宮廷画家の展示をしていて、ホルバインの作品をたくさん見ることが出来ました。

Hans Holbein - Simon George of Cornwall

そして常設展へ。事前に見どころを調べておいて良かったと思いました。というのも、館内がとても広い上に、「こんな所にこんな絵が!?」というように有名絵画が意外なところに展示されていたからです。きっと見どころを知らなかったら目玉作品も見逃していました。

フェルメール 『天文学者』(中央)
鑑賞方法は自由

常設展だけでも全部見るのに2時間くらいかかったと思います。高名な画家たちの作品に囲まれてもう満腹状態でしたが、最後に地下でモダンアートの展示を少しだけ見てみました。

とにかく空間が余っていてびっくり。日本にはここまで広い美術館はないと思います。

メディアの歴史

予定よりかなり時間オーバーした昼過ぎ、もうひとつ行きたかった『コミュニケーション・ミュージアム』という博物館へ。ここではメディアの歴史が展示されているということで、ジャーナリズム分野に興味がある私は楽しめそうだなと思っていました。

Museum für Kommunikation

しかしここでひとつハプニングが。エントランスでチケットを買おうとしたのですが、なんとクレジットカードのタッチ決済が使えなかったのです。チケットカウンターのおじさんに「スマホ決済は使えないよ」と言われてしまいました。

以前のnoteで書いた通りカードを無くしてユーロなしで旅行していた私は、スマホ決済が使えないとなると€4のチケットも買うことができません。それまではスマホ一本で何とかなっていたのが、ここで初めて壁に当たりました。

現金を持っていないことを伝え、楽しみにしていたので入れないのはがっかりだと思っていた、その時です。カウンターのおじさんがチケットを目の前にパッと置きました。まさかと思ったけど、「あちらの階段からお進み下さい」って入口を指さして渡してくれました。えええ、かっこよ!!思わぬおじさんの優しさでタダで入れてもらえることに。🥹←こんな顔でたくさんお礼を言って入りました。

ミュージアムの中はこんな感じ。

活版印刷の発明から、電話、ラジオ、テレビと様々なメディアの歴史が実物を見ながら学べました。ドイツは歴史的にメディア技術が進んだ国なんですね。

いろいろな電子機器にまつわる個人ストーリーを録音できる参加型のコーナーもありました。ドイツ語の内容は理解できなかったけど、青春ストーリーが詰まっている予感。情報伝達ツールは身近だからこそ、時代の思い出の媒体にもなれるなんて素敵だなと思いました。

ゲーテハウスへ

そしてフランクフルト出身の有名人と言えば、ゲーテです。彼の家を再現したゲーテハウスへ行ってみました。

意外と小ぢんまりした家で、インテリアが可愛らしい。

『若きウェルテルの悩み』もここで生まれた

私はゲーテの作品を読んだことはないのですが、哲学には興味があるので今度時間を見つけて読んでみたいなと思います。

メルヘンなクリスマスマーケット

フランクフルトのクリスマスマーケットは、メルヘンな建物に囲まれたレーマー広場で開催されていました。

初めてドイツのプレッツェルとグリューワインを頂きました。

プレッツェルは塩気があって美味しかった🥨
ホットワインは寒い冬にぴったり🍷

衝撃の映像アート

最後にMMKモダンアート美術館に寄りました。午前中散々アートを味わったけど、まだ私のミュージアム熱は冷めていません。

ここでは2人のアーティストの展示をしていて、特に2人目の作品がかなり私の心に刺さりました。

ギャラリーには区切られた部屋が3つ。それぞれの部屋にスクリーンが3つあり、全ての画面で違う映像がバラバラに流れていました。一見カオスに見えるものの、テーマは一貫していて、戦争、貧困、環境問題など。

ドキュメンタリー・アートとでも呼ぶのでしょうか。中にはかなりセンシティブな映像もあって重い内容でしたが、とても考えさせられました。また同時に映像の持つ力強さも実感しました。

こういったメッセージの伝え方もあるのか、という新しい視点を貰えた展示です。


この日ホテルに戻ってからコンセントのC型プラグを持ってくるのを忘れたことに気が付きました。イギリスでは3つ穴のBFタイプを使っているのでドイツでは使えません。幸いホテルの自販機で変換器を購入できたので良かったですが、プラグをCタイプ→BFタイプ→Aタイプ(日本)に変換するという三重構造になって、コンセント周りがごちゃついてしまいました。

海外旅行の際にプラグって大事だけど忘れがちですよね…。

翌日はドイツのロマンティック街道で有名な町、ローザンベルクへ行きます。

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