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第三者経由で伝える〜その人は誰からの言葉が嬉しいのかを知る〜【私が大事にしていること】vol.2

【私が大事にしていること】シリーズ第2弾、
今回は「第三者経由で伝える〜その人は誰からの言葉が嬉しいのかを知る〜」ということについてお話ししていきます。

前回の「陽口(ひなたぐち)センサー常にONにしておく」の記事でも触れたのですが、

自分で伝えるのではなく、第三者に伝えてもらうことによって、ウィンザー効果が働き、自分の思いをより信頼された状態で届けることができます

■ウィンザー効果とは

ウィンザー効果とは、「第三者が発信した情報は信頼されやすい」という心理的傾向のことです。

例えば口コミだと、お店の人が「うちの店は美味しいです」と書いているのと、お店を訪れたお客さんが「ここのお店は美味しい!」と書いている情報の2つがあったとしたら、後者の方が信憑性が高く感じられると思います。

このように、当事者からの評価よりも、第三者からの評価のほうが、信頼されやすいのです。

特に、言われた相手が「この人から褒められたら嬉しいな」と感じる人が第三者となって伝えることで、より効果は絶大になります。


わたしはこれを、職場でよく活用していました。

これだけお伝えすると、ちょっと姑息な手段のように思われてしまうかもしれませんが、

・自分の言葉が、より信頼されて伝わる
・言われた相手はより嬉しい
・第三者は、陽口(ひなたぐち)を聞いたことでその人への印象がよくなる


と、良いこと尽くしなのです!

■面談の順番は先輩より「前」にする

いろんな場面があると思いますが、わたしが保育士時代に特に意識していたことは、職場で園長と一人一人が面談するときの順番です。

基本的には自由に時間を選べたので、わたしは「直属の先輩よりも前の時間に面談を入れること」を意識してスケジュールを組んでいました。

尊敬していて感謝している先輩に日頃から思いは伝えているけれど、「より良い方法で伝えたい!」という思いから、毎回この方法を実践していました。

面談では、自分の話をすることはもちろんですが、それにプラスして、先輩にしてもらって嬉しかったことや、園長の見ていないところでの先輩の素敵なところなどをお伝えします。

「先輩に感謝を伝えておいてください」と言わなくても、園長から先輩に「ことなさんがあなたのことをこう言っていたよ」と伝えてくれる可能性が非常に高いです。

ここで、

・自分(わたし)と言葉が、より信頼されて伝わる
・言われた相手(先輩)は、より嬉しい
・第三者(園長)は、陽口を聞いたことでその人(先輩)への印象がよくなる


という効果が発揮されます。

もちろん、伝えてくれないときもあります。が、それはそれでOK!その分自分で伝えたら良いし、時間が経って伝わる可能性も十分にありますので。

とにかく「陽口を言う」というところが大事です。

■まとめ

本当にwin-win-winの循環だなと気づいてから、わたしは園長との面談の時間はとても楽しみなものでした。

と、そう思えるくらい、素敵な人たちと一緒に働けていたということです。本当に恵まれた保育士生活を送らせていただき、感謝でいっぱいです。

そして、「その人は誰からその言葉をもらったら嬉しいのか」というのは、その人をしっかり見ているとよくわかるものです。

相手の喜ぶポイント、好きなこと、こういうものはたくさん知っている方が、より良い関係を築くことができます。

仕事だけではなく、友達、家族、関わる全ての人に対して、「この人の喜びポイントはどこかな?」(逆に怒りポイントはどこかな?)と探しながら関わってみる。
すると、相手のことをより知れるだけでなく、相手のことをより好きになることができて、深い関係を築くことができます。

これからも第三者経由で伝えること、そしてその人は誰からの言葉が嬉しいのかを知ることを大事に、より良いコミュニケーションがとれる自分になっていきます!

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