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小さい頃、本から学んだこと

新しいPCが届いた。Macの操作性は心地よい。が、まだ新しいPCは使っていない。データなどなどの移行がめちゃくちゃ面倒で、つい後回し…。来週には使い始めて、なじまなきゃ。

小さい頃から本が大好きで、ひとりで過ごす時は必ず読書。学校で一番好きな場所は、図書室。そしてもっとも好きなのは、偉人の伝記だった。

ヘレン・ケラー、キュリー夫人、エジソン、野口英世、ショパンやバッハ、ベートーベンなんかは繰り返し読んだ記憶がある。ベーブ・ルースやリンカーンも読んだかな? 日本人だと、樋口一葉とか読んだような気も。

とにかく、私は伝記を読むのがとても好きだった。

伝記を読むとき、私が常に見ていたのは、その偉人の「人生の波」のこと。3冊くらいの伝記を読み終えた時、どの人の人生にも「波」があるということに私は気づいたのだ。

加えて、共通項にも気づいた。良い時も悪い時も、長く続かないこと。それは交互にやってくるらしいこと。どれだけがんばって人のために尽くしても、悪いことは避けられないということ。

なるほど「生きる」とはそういうことなのだな、と小学生の私は「人生」について、ちょっとしたヒントをつかんだような気がしたのだ。

その鮮明な記憶は私の中にずっと根付いていて、うれしいことが起こっても「これがずっと続くわけじゃない」と思ってしまうし、悲しいことや嫌なことが起こっても「そのうちこの波を抜け出るだろう」と楽観的に思うことができるし、プラマイゼロといったところか。

育った環境から受けた影響もあり、私はどこか冷めた目で人生を見ているタイプの人間になったのだけど、偉人の伝記から学んだことも少し影響している。

人は、ゆらゆら揺れながら、生きている。他人や環境、状況に揺さぶられることもあれば、理論では説明できないナニカに揺られることもある。

「人生を思い通りに過ごせるなんて、無理なんだ」と、幼いながらに信じ込んだから、思い通りに過ごせた感があまりないのか、それとも、それが真実だったからか、その辺はわからないけれど。

その揺れさえも可能な限りおもしろがって、過ごして行きたいと思う。


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