新たなる俸給のために(八日目)
漸くだ。みすぼらしき身の上が、少しは進む。しかし清冽なる川のとろけたような水面から、息を継ぐような石を渡るというのは、果たして進歩と言えるだろうか?
明日よ。わたしはもう一度信じた先を行く。わたしの行動が、働きが、己の生存を確約させると知っているから。
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