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【自費出版】初めて自分のための本を作ったはなし。

【作った人】
・自費出版の知識ほぼなし
・デザインとかできない(ソフトもない)
・Wordはある
・本文はある
・とりあえず一冊だけ欲しい(販売は考えていない)

そんな素人が、上記の条件で、自分用に本を作ったはなしです。
あまりこだわらずに本を作ってみたい方向けだと思います。

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⇧表紙。Word書式をいじってなんとなくそれっぽく。しかし、左下の頁数の存在を失念していました…

【作った本情報】

製本サイズ:A6文庫判
ページ数:192ページ 本文約6万字
字体:MS明朝 文字サイズ:8ポイント 12行/1頁 39文字/行
表紙:表紙モノクロ&ラミネート加工(マット)
表紙厚さ:硬め(260g/㎡)
本文の色:モノクロ
本文の用紙:06 - 書籍用紙【クリーム色】(四六判66.5kg)
綴じ方:無線綴じ 
綴じ方向:右綴じ 
本文塗り足し:なし
遊び紙:水色 
印刷面積率:50%未満
料金:送料、手数料など込み込みで1250円(詳細は本文に)

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⇧中身。テンプレートの行数が少なめだったのでゆったりめ。

【流れ】

①印刷会社を決める▷②入稿原稿作成▷③入稿▷
④支払い▷⑤納品

①印刷会社を決める

印刷会社の知識ゼロなのでネット頼りです。「1冊 小説 印刷」で検索すると当然いっぱい出てきます。全然分からないので、実際に作っている諸先輩方の記事などを読んでいきます。見てるだけで楽しくなってしまい、時間が溶けていきました。
すごいですね。普通に本屋さんに流通してそうなほどです。
こだわり抜いているし、完成までの過程が多い。楽しそうでうずうずしますが、兎にも角にも「簡単」「シンプル」「低予算」を第一優先事項にして選びました。自分用なので。

今回お世話になったのは「製本直送.com」様。
https://www.seichoku.com/
☆決めたポイント
・料金シュミレーションができた
・入稿ガイドがあった
・Wordだけで完結できる
・相場は分からないけど想定内の値段だった

②入稿原稿作成

☆製本コースは3つ。
①表紙不要コース
 表紙と本文が同じ用紙種類。表紙の裏に本文が印刷される。
②表紙自動コース
 表紙と本文は別の用紙種類。
 表紙の裏は白紙で次のページから本文が印刷される。
③表紙作成コース
 表紙、背表紙を自由にデザイン可能。
 表紙の裏は白紙で次のページから本文が印刷される。

②表紙自動コース」を選択。
なぜなら表紙デザインのためのツールを持っていないからです!
カバー部分はいつか別で作りたいと思い、表紙といいつつカバー下にあるようなイメージで作りました。紙質はラミネート加工(マット)にしたので、出来上がり感は満足です。

入稿原稿を作成する際には、公式HPの入稿ガイド通りに行いました。
原稿テンプレートもそのまま使わせていただいてレッツ原稿作成!
本文は短編5本、合計約6万字。
普段はタブレットで打って、noteにあげています。
横書き原稿なので、縦書に直さねばなりません。
それゆえ、意外と校正作業が面倒くさかったです。
英数字の書き直しや、ページ跨ぎ部分の調整、一話一話の扉調整、縦書きになったときの見え感、そして、何より読み返すと校正ではなくただの修正作業になってしまい時間が取られました。
総扉や目次、各話の間調整でイラストデータを挟みつつページ調整を行いました。

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⇧イラストは元がカラーなのでモノクロに色味変更をして入稿しました。

③入稿

利用には会員登録が必要です。
登録無料。退会はマイページからいつでも可能です。
会員登録が完了すると、マイページからデータ入稿できるようになり、次回も同じものであればそのまま注文に使えるようです。WordデータはPDFファイルに変換する必要があります。
入稿手順は選択肢を自分の希望に沿ってチェック入れていくだけでいいので簡単。

④支払い


公式FAQに

「クレジットカード決済/コンビニ決済/楽天ID決済/銀行振込/請求書払い がご利用いただけます。」

とあったので、私はコンビニ決済を選択。
メールにて支払い番号が届くので、各コンビニの支払い方法に準じて支払いになります。
ちなみに今回の製作費は以下でした。相場が分からないのでなんとも言えないんですが、個人的には許容範囲内でした。1冊だけですしね。

【料金詳細】
本体         768円(うち遊び紙代金80円)

配送料        240円
決済手数料(コンビニ)     176円
見本用紙(必要であれば)
  66円(使われている用紙の見本帳)
合計          1250円

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⇧遊び紙(右側青紙部分)が入れられるのは嬉しい。最初と最後に1ページ分ずつ入れてもらいました。色は青とアイボリーから選べます。

⑤納品

入稿から、配送完了のお知らせがくるまで7日間。(入金は注文の翌日にしました)
手元に届いたのが、配送完了のお知らせがきてから2日後
合計で注文から受け取りまでは9日間でした。
公式FAQには

「通常、お申込み・ご入金の翌営業日から算出いたします。
【通常便】3~6営業日以内を目安として発送いたします。
【特急便】1営業日以内に発送いたします。
【急行便】3営業日以内に発送いたします。」


とありました。GW中に入稿、入金を行ったので、この目安内で納品していただけております。
ヤマト運輸さんのレターパックのような丈夫なタイプの封筒に入って手紙受けに投函されていました。1冊だったからだと思いますが、直接受け取りをしなくてすんだのはありがたかったです。
私は普通便にしたのですが、追加料金で速達便も選択可能です。
長くても2週間みておけば手元に届くと思います。

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⇧背表紙は入れられないのでまっさら。これはこれで。

総括

当たり前ですが「ちゃんと本になってる!」と心踊ります。
結構嬉しいです。表紙が少しクセがつきやすいですが、ブックカバーをつけてしまえばあまり気にならないかなと。

☆次回に生かしたい点
1ページの文字数や行数の調整。
フォントの対応を調べてから別のフォントでも製本してみたい。
不要なページにページ数が印字されているのは格好悪いので改善したい。
一度はちゃんと表紙デザインして表紙カラーで作ってみたい。

というわけで、初めての自費出版のはなしでした。
またやってみようと思います。





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