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62. Billie Eilish - when the party’s over (悲しみと癒し)

友人の1人にビリー・アイリッシュを勧められてから、彼女の曲を時々聴いています。彼女の曲は非常に美しいのですが、ちょっと病んでいるというか、悲しい曲が多くて、最初は聴くのにちょっと抵抗がありました。でも、悲しい気分の時には、悲しい曲の方が癒されるような気もしますね。

より共感できるというか、悲しみの中でも美しい歌を歌う彼女の姿に勇気付けられるというか、そんな気分にさせてくれた曲がこちらの「when the party’s over」(タイトルを直訳すると「パーティが終わった時」という意味の曲)です。

上記の動画はビリー・アイリッシュの公式ライブ映像なのですが、彼女は胸が締め付けられるような歌い方をしますよね。きっと凄く、凄く、悲しい経験が彼女にはあったのだろうと感じさせられるような歌い方です。ちなみに、この曲で彼女がどんなことを歌っているのか気になる方もいると思いますので、サビを少し和訳します。

"Quiet when I'm coming home and I'm on my own
And I could lie, say I like it like that, like it like that
Yeah, I could lie, say I like it like that, like it like that

But nothin' is better sometimes
Once we've both said our goodbyes
Let's just let it go
Let me let you go"

「家に帰ってくると静かで 私は自分自身に戻る 私は嘘を付くことができたの それが好きだって、あれが好きだって そう、私は嘘を付くことができたの それが好きだって、あれが好きだって

でも、時々何をしても良くならない 私達がサヨナラを言ってから ただ時が過ぎ去るのを待って あなたが去っていくのを受け入れるの」

どうも失恋ソングみたいですが、なんだかその失恋の悲しみが彼女にとっては、彼女を押しつぶしてしまいそうな程の、酷く苦しい悲しみだったのではないかと思わせるような曲です。

でも、彼女の悲しい経験がこの曲を作り出して、その曲が様々な人々を癒しているのだとすれば、彼女の悲しみはきっと無事に昇華(精神分析学において、心に湧きおこる不満や怨恨、劣情などを、他のより高尚な対象への情熱にかえることを意味する言葉)されたのだろうと思います。いつか誰かの役に立つなら、悲しみを乗り越えるのも悪くはないかな、と思います。


P.S. コロナ禍で様々なアーティストが苦境に陥っていますので、まだ余裕があるファンの方はできる範囲内で月額音楽サービスで曲を聴いたり、曲自体を買ったり、グッズを買ったりしてぜひぜひアーティストの活動をサポートしましょう☆

※Apple Musicは楽曲が配信されるたびに0.01ドル(約1円)をアーティストに支払うことにしたそうですので、私はApple Musicにて曲を聴くことにしました♪







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