香港ディズニーランドの魅力について語りたい

全面的にカッコいい!スタイリッシュ!みたいなのがちょっと苦手です。
例えば、代官山の蔦屋書店。「オシャレにもほどがある」みたいな感じでかえって居心地が悪く、何度入ってみても5分以上いられない。(※個人の感想です。)
こういう体質なので、空間プロデューサーとか(そんな職業まだあるのか知らんけど)そういう人が、目いっぱいカッコよくしようとがんばって作ったであろうオシャレスポットに、スウェット着用のヤンキーカップルがいたりすると、ちょっとうれしくなり、「いいぞ、もっとやれ!」と心の中で応援してしちゃう。
「ちょっと隙がある方が好き」ということですかね。

そんな私が、香港ディズニーランドの魅力について語ってみたいと思います。
東京ディズニーランドに比べて小ぶりですが、ライオンキングのショー等、ここにしかないアトラクションもあり、時期によってはミッキーたちが中華風のかわいいコスチュームを着ていたりもします。
でも、香港ディズニーならではの味わいは、独特の”ぬけ感”にあると思うのです。

東京ディズニーランドといえば、キャストの皆さんの笑顔と神対応が大きなウリですよね。
でも香港ディズニーのキャストは、あんなに張りつめていません。
以前私が行ったったときは、入場ゲートのお兄さんが、チケットをもぎりながら「ふぁ~」と大あくびをしていました。
園内のお掃除の人も、シャカシャカ動いたりしない。
そんな光景が、東京ディズニーに慣れた日本人の目にはかなり新鮮に写ります。
すべての設備がきちんと「ディズニーワールド」なんですが、その中で働く人たちのゆるさとのギャップがたまらない。
イッツ・ア・スモールワールドも、スペースマウンテンもあって、そういうところのキャストはちゃんとコスチュームを着た若者たちなんですが、園内を一周する香港ディズニーランド鉄道(アトラクションというより移動手段)は「白いワイシャツと紺のスラックス」ぐらいの格好のおじさんが案内係を務めていたりします。
ディズニーランドのキャストなのに、白シャツの下に着たランニングがツキノワグマっぽく透けてる!
……という衝撃が味わえるのも、香港ディズニーならでは。

間もなく旧正月。香港ディズニーも色んなイベントを用意していると思います。
東京では決して味わえない、「ぬけ感があるディズニーランド」を一度楽しんでみてはいかがでしょうか。

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