今回は何らかの障害を抱える方が、療法士から訓練を受ける際に知っておきたい視点についてお話しします。
日本の医療、保険のしくみは他国と比べるととても恵まれているので、つい受動的に訓練を受けることが多いと思います。
療法士が提供する訓練の意図を汲み取りながら受けている人はあまりいないかもしれません。

海外では、医療保険そのものが日本と異なり十分に受けられないケースもあるため、望む人全てが適切な時期に訓練を受けることが出来ないことが数多くあります。それを踏まえて、彼らは訓練を受ける側になる際には、しっかりと療法士と向き合い、深いコミュニケーションを取りながら行います。また提供する側もその現状を踏まえているので、責任感を更に強く持ちながら使命を果たします。

今日は私が言語聴覚士として日頃言語治療を行う上で、訓練を通して改善結果を出すために意識している5つのこと、言い換えると日本人が取らない訓練についてお伝えします。