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【1ヶ月集中】哲学史の基礎知識(院試合格レベル)を自習する方法


【購入者限定zoomイベント行いました】※限定公開の録画が本note末尾にあります

日時:2021年7月10日(土)日本時間午前11時~12時

内容:哲学史を自分でまとめるコツ(5時間半哲学史動画を例に)

本noteの内容に即しつつ、私なりによいと思われる方法をご紹介します。
色々読んだり私の動画を聴くのもいいですが、やはり自分でまとめるのが一番勉強になると思います。哲学史の基礎知識を身につけたい方は、ぜひご参加ください。質疑応答も随時受け付けます。


こんにちは。ネオ高等遊民です。

1ヶ月で哲学史の基礎を学び切る方法をご紹介します。

前回の哲学の学び方noteが初心者向けとするならば
今回のnoteは中級者向けです。

前回のnote


これから紹介する勉強方法は
私が大学院試験のために行った方法をベースに
今だったらこうするかな、とアレンジを加えたものです。

この勉強方法をベースに、大学院修士課程の試験も合格できました。

学部は哲学科ではなく、まったくの素人状態から半年程度で合格できたので、かなり効果はあるはずです。


ちなみにこの大長編哲学史動画も、おおむね本noteの方法に沿って作成したものです。

「古代西洋哲学史の全体像を5時間半で解説。ギリシアからルネサンスまで」


読んでほしい方はこんな人です。

哲学に興味がある。
「はじめての◯◯」レベルから抜け出せない。
断片的な知識しか身につかない。
哲学史をまじめに勉強したい。
知識の点と点をつなげたい。
できるだけ楽に短期間で。


こちらのnoteはこうした本音にお答えします。

そしてきちんと取り組めば大きな学びになります


・哲学への興味が一層増す
・万年初学者からの卒業
・歴史として、哲学史の流れがつかめる
・難しくて読めない哲学書に歯が立つようになる
・自信を持って哲学の話や議論ができる
・ほかの分野でも応用可能な学び方を身につけられる


哲学って、役に立たないとか言われて久しいです。(古代ギリシア時代から言われてますが笑)

でもなんだかんだで、現代でも色んな学問や議論のベースになってるんですよね。

教育しかり、政治経済しかり、マイノリティ問題しかり。(個人的な人生の悩みとかも。)

だから、純粋な哲学的な知識なんて興味ないよっていう方でも
少しだけでいいから学んで欲しいと思います

なんと言ってもこのnoteなら、1ヶ月で学べるんですから。

なんでこんなに短期集中なのか。

それは私の大学院試験がベースだからです。
院試まで時間がないから、そりゃもう短期間で楽して哲学史の知識が欲しかったです笑

院試は9月
本格的な勉強開始は4月。

5ヶ月間。

しかも哲学科じゃなかったので、ほぼ知識ゼロです。
とりあえず過去問見ました。

ーーーーー

以下の哲学用語を説明しなさい。
コナトゥス

ネオ「こ、、、粉…?」
「自由意志について論じなさい」
ネオ「ど、ど、ど、どう論じれば・・・」
「以下の文章を訳せ」(外国語ずらずら〜〜〜〜)

ネオ「辞書引いてもわからん」


ほんとこんな感じで、全く理解できません。

ヤバい。本格的にヤバい。

絶対落ちる。


でもやるしかない。
一生懸命勉強して、なんとか合格しました。


まあ院試の場合ですとコツがあるんです。

例えば外国語の文章は、たいてい哲学書からの抜粋。
だから哲学史の知識があれば勘が働くんです。

「あ、この用語、おそらくフッサールの文章だな
フッサールだったら多分こういうことを言うはずだ…」

ってな感じで翻訳していく。
(インチキ? そんなわけない。予備知識なしの翻訳者がいますか?笑)


でもまあ、そうやって解答するためには哲学史の知識が絶対必要ですよね。
なので、私が短期間で哲学史の知識を頭に叩き込んだ方法。
それをお伝えします

院試の準備は4ヶ月取り組みましたが
今回のnoteでは、1ヶ月間の勉強を想定してます。

4ヶ月も哲学史の勉強できる人はなかなかいないので。
短期集中でいきましょう。

ちなみに哲学史に限らず
なにか体系的にきっちり勉強したいことがあれば応用は可能です。

文学史や政治学や社会学や心理学などでも大丈夫。

私が何か新しく興味をもったジャンルは
とりあえずこの方法を使って勉強しています。
ブックガイド動画を作った行動分析学とかいい例ですね。
1ヶ月で基礎の基礎は学べました。


あまり虫のいいことばかり言っても仕方ないので
Q&Aっぽく注意書きを入れますね。

1ヶ月で哲学史をマスターできるんですか?

できません。哲学史をなめちゃダメです笑
あくまでざっくり学べる方法です。
とはいえ、やるかやらないかでは全然違います。

1ヶ月間勉強しても、頭に残らないんじゃないですか?

そりゃ勉強やめたら残りません。
1ヶ月間で取っかかりを作って、さらに学びを深めてほしいです

具体的にどれくらい哲学史の知識が身につきますか?

人によるので何ともいえませんが
私の動画で西洋哲学史を1時間話しているのがあります
それが参考になるかもしれません。
また、行動分析学のブックガイド動画も参考になるかなと。

前回のnoteとの違いはなんですか?

前回のほうが入門的な内容です。
前回のnoteは「哲学って何?」って話からしています。
今回は、もっと意欲のある方向けです。
さらに、哲学以外の学びにも応用できます
重複する部分はほとんどありません。

お金かかる方法とかじゃないですよね?

書籍代はかかりますが、そんな何万円もかける必要はないです
当時の私は本代として3000円くらいしか使ってないです。

3000円も出せません。

3時間バイトしてください笑


要するに、
このnoteを読めば哲学史の知識が一挙に頭に入ってしかも忘れない!

そんな魔法じゃないですよ。
そんな方法あったらぼくが知りたい。


マラソン大会に例えると、わかりやすいのですが。

このnoteはゴールではなく、スタート。

マラソン大会に参加するには
まず参加登録をして、事前に練習をしますよね。

noteの購入が参加登録。
noteの方法の実践が、スタート地点に立つまでの事前練習です。
1ヶ月学んだら、いよいよスタート。
自分の力で走れています。

私もまだまだ、学びの途上を走っているにすぎません。
ぜひ一緒に走りましょう。


今回も有料ですが
本当にまじめに学びたい方に読んでいただくためです。
人間ある程度コストを払わないと何もしないんですよね。

ってのが建前で、本音は私の動画作成にかかる諸経費のまかないに…(応援として考えて頂ければ嬉しいです笑)


方法はシンプルかつ王道。
とりわけオリジナリティを主張するつもりはありません。

だから、方法の部分は無料で公開します。


ということで、本題に入りましょう。


哲学史を1ヶ月で学び切る方法

はじめに総論を。


総論:3週間で哲学史を3冊読み、残り1週間でまとめる

一言で表すと、上記のような方法です。
これで私は哲学史の基礎知識を学びました。

まあ私はそれに加えて

外国語の勉強
過去問対策
論述の練習

などをやってたので、4ヶ月かかってます。

外国語の勉強の思い出はTwitterでも話しました。


実は、この体験を思い出して、
今回のnoteを書いてみようと思ったんです。

では具体的に

かっちりした教科書を3冊購入する

ライトな入門書より、お堅めの本を買いましょう。

【ライトな本の例】(クリックでAmazon詳細へ)
飲茶『史上最強の哲学』
蔭山克秀『マンガみたいにすらすらよめる哲学入門』

これらの入門書はわかりやすくて面白いのですが、
本格的に学ぶ今回のnoteでは対象外です。

だってこれを読んでくださってる方は、本気なわけですからね。

もっとガチ勢向けに!
大学の講義で採用されるような教科書がよいですね。


そういうのを3冊買って、1週間に1冊ずつ読む

【本格的な哲学史入門】(クリックでAmazon詳細へ)
岩崎武雄『西洋哲学史』有斐閣
原佑ほか『西洋哲学史』東京大学学術出版会
熊野純彦『西洋哲学史(上下)』岩波新書

古めの本で十分です。
最新の学説はかえって邪魔です。


古い本ならブックオフやAmazonで数百円で売ってます。

だから、書籍代もあまりかからない。


哲学史の最も基本的な部分は50年前だろうと3年前だろうと変わりません
ですから古い本で充分なのです

いまだに

シュヴェーグラーの哲学史(1840年代)
九鬼周造の近代哲学史(1930年代)
岩波講座哲学の哲学史(1960年代)

が時々読まれているような世界です。

だから信頼できる学者が書いた哲学史は色褪せません


ってことで、いま挙げた本の中から、3冊選んで読んでみましょう
堅めの哲学史でしたらなんでも結構です
基礎の基礎を学ぶためなので、質にこだわらなくても大丈夫。

世界史のセンター試験であれば、
ベースにする教科書は山川でも東京書籍でも、どちらでもいいですよね。
それくらい気楽に考えてください。

1週間で絶対に読む!

読み方はこれ。期間を決めてください
だらだら読んでも仕方ありません

この1ヶ月は哲学に捧げると思って、空き時間は本読んでください。

このnoteの方法を試して失敗することがあるとすれば
90%は、ここで時間をかけすぎることです(予想)

なのでしつこく念押しします

1冊1週間で読んでください
なにも3日で読めと言ってるわけではありません

・終わってなくても次の本にすすむ

とはいうものの・・・
当然1週間じゃ終わらないでしょうね笑
ぼくもキツかった。

でも、そこでだらだらしたら、終わり。元の木阿弥です。

次に進みましょう。

「ああー、1週間たったけどまだカントの途中だ〜」

絶対あります。
次にいきましょう。
そして次の本をカントから読みましょう。
そしたら1週間以内に終わるから。
余った時間で古代か近世に戻ればいいです。


・途中でやめたら何の意味もない

1ヶ月、3冊は必ずやってください。
途中でやめたら意味がないです。

「はじめての◯◯」レベルから抜け出せない。
断片的な知識しか身につかない。
哲学史をまじめに勉強したい。

このような素晴らしいモチベーションをお持ちのはずです
3冊読み切れば、必ず何かが変わります


はい。以上が概論です

以降は有料にしますが、これで十分だと思えば購入されなくても結構です。

【有料部分で書くこと】
知識の定着方法
まとめノートの作り方
おすすめ副読本
最もおすすめのアウトプット方法などなど

要は、ここまではインプットのお話。
ここからはアウトプットのお話。

インプットはいわば、武器屋で武器を買った状態。

「せっかく読んでも、アウトプット(装備)しなけりゃ意味がないよな」と武器屋の主人も言ってます

ということで、必要な方は続きをどうぞ。

ここで読み終える方も、よかったら「スキ」を押してくださると嬉しいです!


3週間で3冊読んで、残りの1週間で知識を定着

さて、3冊読み終えたあなたがするべきことは何か。


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3,039字

¥ 980

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