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♯26 この3ヶ月で露わになったこと

3月からはじめた新しい学びが今月終わる。めちゃくちゃ頭を使い、考えに考え倒した3ヶ月。知ったことはたくさんあれど、理解したことはほとんどないかもしれない。私は体験型で、失敗しながら覚えていくので、これはある程度予想していたこと。知ったことを今度は体験に変え、把握から理解へと推し進めることになる。

この3ヶ月で思い知ったのは、その分野で活躍するには自分の能力やスキル、知識、知能があっとうてきに不足しているということ。参加した人たちはいずれもかなりのハイキャリア&実力者ぞろい。何もかもフツー以下の私は、遠い人たちに思えて仕方なく。足を踏み入れてはいけない場にとびこんでしまった大馬鹿者が自分とまで思っていた。

そう、「思っていた」のだ。もう抜け出つつあるので、過去形。

先月ハタと気がついた。この3ヶ月で思い知ったのは、実力とかレベルとかじゃなくて、自分がどのように自分を見ているか、つまり「セルフイメージ」だったのではないかと。

能力がない、スキルがないというのは、最初からわかっていたこと。それがあれば講座に申し込んでいないのだ。「ない」とわかっているから、習っているのに、「ない」と嘆くのは変じゃないか?

それに、講座で習ったからといって、すぐさまできるようになるわけがない。歴20年でもまだわからないことだらけ、という人がウヨウヨいるのに。厚かましいにもほどがある。

自分は能力やスキルがないからみじめ、というのは、そう思うことで現実から逃れようとしているのだ。能力がないからできなくても仕方ない、とか、スキルがないから人より出来が悪くてもしょうがない、とか。年齢がとか、体力がないとか、スタミナがないとか、さんざん言い訳をしてみじめになり、出尽くしたところで気がついた。

この行為、何の意味もない。急にバカバカしくなって、やーめた、と思ったのが先月の終わり。

今の学びで徹底的にやるのは「考えること」だ。これまでとは違う視点、異なる視座で物事を考える。起きている間は延々と考え続ける。考え続けようと思うと、どう考えるかを知らないといけない。この新しい学びは、それを徹底して教えてくれる。もっと言えば、その分野で活躍するための土台となる「脳の使い方」を教えてくれているのだ。

それに気がついたのは、生活習慣を変えようとしている自分に気づいたから。「ちゃんと考えたい」から、朝に「考える」を持ってくる。昼以降は脳が疲労して、いいアイデアが浮かばないのに気づいた。朝に考えることを持ってくるので、昼以降はそれほど考えなくてもできることをするようになった。

朝に脳がイキイキと動けるよう、夜は早めに寝る。ぐっすり眠るために、夕食は早く&軽めで終わらせる。書くスタミナが欲しいので、どうやって筋トレや有酸素運動を取り入れればいいかもシミュレーション。3ヶ月前とは優先順位が大きく変わった自分がいる。

意図して人生を変えようとしても、3ヶ月やそこらでは変わらないと思っていた。でも、考え方を大きく変えることはできる。考え方を変えたから、モノの見方が変わり、モノの見方が変わったので興味の対象が増え、優先順位が変わった。そして生活習慣が変わろうとしている。…つまり、人生が大きく方向転換しはじめているのだ。驚き!

みじめな気持ちに浸りつつ、私はいつも「あること」をイメージしていた。「ひたすら自分を落としてみじめになった時期があったなぁ。今思うと、あれはあれで楽しかったかも」と、懐かしく今の自分を思い出す未来の自分の姿だ。

さあ、5月。新しい学びはラストスパート。やりきろう。

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